[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ25)

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二十五話ページ25

カイさんが帰ってから、私はセキさんについて考えてしまった。

そういえば求婚されて返事をしてなかったな…

手紙で返事を書くのもな…立派な長になった彼はこれからも成長していく。

私はそれをギンガ団の隊員として見ていきたいと言えば遠回しに結婚はしないということになるかな？

思うんだけどさ…多分セキさんとカイさんが結婚して2つの団がひとつになるのかな？

いやでもゲーム内では未来のマグマ団とアクア団になると示唆する描写があったような…。

『…寝よ』

モンスターボール100個納品したばかりで疲れてるんだよね。

明日は機械のメンテナンスをして、いい加減ぼんぐりとたまいしを自分で採取するんじゃなくて、専門業者に注文しよう。

そうやって経済は回っていくんだよ

翌日、朝のうちにメンテナンスと材料の発注を終わらせてしまって暇になってしまった。

『はぁ…いい加減眼帯買った方がいいかな？

どう思う？ピカチュウ』

〈目を隠すんならした方がいいと思う…ってこれ一年前から言ってない？〉

最近まで忙しすぎて全くと言っていいほど休みが取れてないんだよ。

よし、今日こそ眼帯を買いに行こう。

そう思ったならば急いでいくぞ呉服屋さん

ルンルンで呉服屋に行けばシャロンさんが挨拶してくれた。

｢こんにちはAさん。本日は何用で？｣

『こんにちは。今日こそは眼帯を買おうかと思って。

やっぱり眼帯があった方がこの重い前髪を伸ばさずに済むかなって思ったんです。

でも前髪は私のアイデンティティになりつつあるし…』

正直髪を切ろうか迷っているからどうしようかなって思ってる。

するとシャロンさんは髪の毛を切る必要はないと思うと言ってきた。

｢要するに何がなんでも右目を見せたくは無いのですよね？｣

『そうですね。右目は見てると気味悪いと思うので。』

ならばと言ってシャロンさんは即席で可愛らしいデザインの眼帯を作ってくれた。

可愛いお花のデザインだね

｢オシャレというのは堂々とするのも良いですが、ちょっとした隙間から見えるさり気なさも大事になるんですよ。｣

『なるほど…ではこのデザインと、ギンガ団らしいデザインのふたつをよろしいですか？』

ギンガ団らしいデザインと私服に合わせた可愛らしいデザインの両方なら仕事とプライベートの切り替えが出来そうだ。

眼帯が出来上がるの楽しみだな〜。