[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ21)

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二十一話ページ21

大量のぼんぐりとたまいしを採取してコトブキ村に帰ってくれば他の隊員も手伝ってくれた。

｢先輩手伝います！｣

『ショウさん…ありがとうございます。』

この子は最近入隊してきた女の子のショウ

わかる人もいるだろうが、この子は男の子主人公を選んだ時に先輩として登場する子なのだ。

しかも私の後輩…可愛くて頭撫でちゃう

『私の事を意識するのは貴方くらいですよ…』

｢先輩はモンスターボールを開発したすごい人じゃないですか！

なのに村の人は先輩が右目の見てない欠陥品とか言う…私それが許せません！｣

ショウはいい子だな…そして強い子だ

彼女の言葉に私は救われている

村の視線と言葉が怖くて村の離れにある一軒家でポケモンと生活している私にショウは手を差し伸べてくれた。

『そうだ…ショウはポケモンを持ってないのですよね？

今度一緒に捕まえに行きませんか？』

｢本当ですか!?ありがとうございます！｣

はぁ…可愛い

マジでこんな後輩がいるとか罰当たりにならない？

｢ところで先輩は何を背中にくっつけているんですか？｣

『…へ？』

その日、私は今までで一番大きな悲鳴をあげた気がする。

なぜ背中にヒコザルがくっついてるの？

素早く背中から引き剥がして目を見てなぜこんなところまで着いてきたのか言及した。

どうやら島にやってきた人間を初めて見たようで興味が湧いたらしい。

よくそんな好奇心でここまで来れるよ…この子絶対命知らずなポケモンだよ。

しかしまぁ…ショウもいるし人がいない所で話すとするか。

『ショウさんは宿舎にお帰りください。私はこの子をどうにかするので。』

｢わっ…わかりました。

ではお荷物は作業部屋の前に置いておきますね｣

ショウは最後までいい子だった…私感動して泣いちゃう。