[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語 (ページ14)

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十四話ページ14

朝起きたら早速ポケモンの調査だ

草むらに隠れてポケモンを遠くから観察してある程度の生態を調べる。

なかなか難しいとは思うけどこれが精一杯

よって調査の進みがびっくりするほど遅い

『やっぱりポケモンに慣れてて調査に向いている人に依頼した方が良いのでしょうか…。』

｢そんな変人なかなかいないと思うぞ｣

何故か私の隣に座って昼飯を食べているセキさんについてはツッこまないぞ…うん

ピチューとヌメラにオレンのみをあげながら自分は塩むすびを食べる。

美味しいねぇ…体に染みるねぇ

なんて呑気にしている私がバカだった

｢リングマが来たぞ！待避ー！｣

まじかよ逃げなきゃ

ピチューとヌメラを抱えて走るが、隣にいたはずのセキさんが逃げない

『セキさん！リングマは気性が荒いので逃げないとやります！

早く！』

｢いや…俺は逃げない

コンゴウ団の長としてお客であるギンガ団が逃げ切る手助けをしないと。｣

馬鹿なの！？

あの人リングマに向かって突っ込んで行ったぞ

どうしようと悩んでいるうちに俯いてしまい思考がなかなか回らない。

するの私の頬を撫でてきたのはピチューだった

〈なんのために僕達がいるの？〉

〈リングマは怖いけど力を合わせればきっとどうにかなると思う…！〉

なんというか…さすがはポケモンだな

君たちがいるからなのかな…すごく頼もしくてさっきまでの怖い思いは無くなったよ。

グッと足に力を入れて走り抜けるとピチューとヌメラを投げて指示を出した。

『ピチュー、電気ショック！ヌメラ、アシッドボム！』

私は人を見捨てるほど非道じゃない