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66話 ページ17

私家で待ってろって言ったよね?なんでここにいるの?


『スリーパー、この侵入者を追い出しますよ。』

〈はい!総員集合!〉


手に持っている振り子を使って超能力を増幅させると周りを巡回する警備ポケモンを呼び出した。

警戒態勢を忘れずに構えるポケモン達を見て流石の兄も慌てていた。


ワ「待て待て待て!

実の兄を不審者扱いして追い出す妹がいるか!」

〈えっ…あれ博士のお兄さんなのですか?〉


エスパータイプのポケモンは知能が高い。特にスリーパーは人間の言葉を100%理解しているが人間の言葉を話す手段がないだけなのである。


『スリーパー、兄様の言葉に耳を傾けてはいけません。

事前の連絡もなしにこの研究所に入ってくれば全員侵入者!

何がなんでもこの研究所は守らなければならないのです!』


使命感は強く持たなければ何も守れない。

スリーパーのサイコキネシスで動きを止めると私は近づいて冷たく言い放った。


『早く私の家にお戻りを…ここはあなたの来て良い場所ではありません。』

ワ「…ポケモンGメンとしては聞き捨てならないな。

まるで俺が入ったら困るような言い方じゃあないか。」


そうだねうん…この研究所には秘密がいっぱいあるからね。


・ポケモンの言葉を理解する博士

・幻のポケモンラティアスが居る

・雇用した研究員は元ロケット団


言えるわけないじゃん!!

こんなのひとつでもバレたら芋づる式に行くに決まってる。

だからこそ追い出すんだ


『スリーパー、さいみんじゅつ』

ワ「おい…俺の話を聞け……よ…」


スリーパーの手に持つ振り子の力によりあっという間に意識を飛ばした兄様

本当に眠っているのか色々確認して肩に担ぐと、その辺を徘徊していたサザンドラを呼んだ。


『とりあえず兄様を乗せて家まで送ってくれない?

ラティアスが人間に化ければ鍵も開けられるしちゃんと研究所まで帰って来れるでしょ?』


なんて説明をしながら研究所の外まで送るとそのまま飛んで行った。

背中には私に化けたラティアスもいるし問題ないでしょ。


『さてと…論文の続きを書くとしますか。』


さっきまでのことはとりあえず無かったことにしておこう。

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めいめい - この作品好きすぎてやばい… (2022年3月7日 1時) (レス) id: 73de415c6e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこの妖精(プロフ) - あまねさん» まじでこの作品に出会わなかった自分が馬鹿馬鹿しく見える (2022年1月23日 13時) (レス) @page27 id: 4cd21e436e (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年11月22日 10時) (レス) @page17 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月16日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - この作品好きです!更新頑張ってください! (2021年8月28日 22時) (レス) id: abdd5dc6bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:またたびはまた | 作成日時:2021年8月28日 21時

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