51話 ページ2
トレーナーが次に出てきたポケモンを見て私は気づいてしまったことがある。
あの子はダメだ、トレーナーを完全に舐めきってる。
きっとトレーナーの実力不足も理由の一つになるのだろう。
ポケモンというのは自分の力を引き出せない人間とは手を組めないと考える生き物で、きっとジムバッジとか言う実力を示す物を所持してないことを理解しているからあんな態度をとれるんだ。
？｢いけ！ガバイト！｣
だからせめて技の指示出せよ、何が｢いけ！｣だよ…そりゃあガバイトも呆れて勝手に技とか出しますわ。
まずはドラゴンクローを連撃で打つ
そこでゲンガーが戸惑っている瞬間をかみつくでさらに怯ませた。
大分戦い方が上手なポケモンだな…トレーナーの腕が良ければさらに強くなるのにもったいない。
なんてことを考えてたら、いつの間にかゲンガーがダウンしてしまった。
サ｢ゲンガー！強いなリキオのガバイト！｣
リ｢おうよ！僕はドラゴン使いだからな！｣
は？
あれがドラゴン使い？ただマントを羽織った餓鬼じゃねぇか
誰だあんな奴にマントを授けたのは
いや、落ち着け私。もしかしたらアホを装った天才なのかもしれない
きっと技の指示を出さないのはガバイトを信じているからだと……
リ｢おっおい落ち着けガバイト！｣
前言撤回ただの未熟者だったわ
ゲンガーは戦闘不能だと言うのにさらに追い打ちをかけるように攻撃を仕掛けるガバイトを見て私は呆れた。
咄嗟にゲンガーを素早くボールに戻したサトシは、ガバイトの行動に違和感を持ち始めて周りの観客もざわつき始めた。
ガバイトが次に狙ったのは主であるはずのトレーナーだった。
かみつく構えをして走り出すとそのまま飛びかかった。
やめろ、ドラゴンポケモンを悪者にするな
『…落ち着きなさい。』
少年を私の陰に隠して骨が砕かれそうになる勢いまで噛みつかれる腕にグッと力を入れて、ガバイトを睨みつける。
一度呼吸を整えてもう片方の腕を伸ばして頭を撫でて落ち着かせることだけを考えた。
ここでガバイトが暴れたら周りの人々を巻き込むことにもなる。だから落ち着かせないとまずい
〈なんだよお前…今俺の言葉を話したのか？〉
そういえば無意識にガバイトの言葉を話してたな。
私はにやりと笑ってしらばっくれた
それと、少し説教をさせてくれ。
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めいめい - この作品好きすぎてやばい… (2022年3月7日 1時) (
レス) id: 73de415c6e (このIDを非表示/違反報告)
ぬこの妖精(プロフ) - あまねさん» まじでこの作品に出会わなかった自分が馬鹿馬鹿しく見える (2022年1月23日 13時) (レス) @page27 id: 4cd21e436e (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年11月22日 10時) (レス) @page17 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月16日 1時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - この作品好きです！更新頑張ってください! (2021年8月28日 22時) (レス) id: abdd5dc6bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2021年8月28日 21時
