どうも、ポケモン博士です。 (ページ47)

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46話ページ47

兄様はどういう訳か不貞腐れた顔をしていた。

ワ｢Aは俺よりもキバナくんといる方が楽しいみたいだな…。｣

さっきからブツブツと呟いてる

これあれだ…私が一人暮らしをすると言い出した時と同じ反応だ。

前にイブキ姉様から聞いたのだが、ワタル兄様は私絡みになるとめんどくさい

重度のシスコンを拗らせているのは知ってたけどここまでなんて思わなかった。

だから兄様の手を取って目を合わせると、優しく笑ってこう言った。

『兄様、私は兄様の頼みだからこそこのガラルの地にまた来ることが出来ました。

私は兄様がいなければ勇気を振り絞ることすら出来ない臆病者です。』

遠回しに兄様がいないとダメだよと伝えると、段々オーラが穏やかになってきたように感じた。

なんか笑みが溢れてるぞ…もはやドラゴン使いのワタルではなく、兄であるワタルになっている。

これはワタルファンが見たらどうなるか

キ｢お兄さんの顔してる…尊い｣

なるほどこんな感じか

本当のファンなら推しがどんな顔していても推せるのか、よくわかったよ。

そんなこんなでナックルジムの挨拶巡りは終了

キバナとは強制的に連絡先を交換されて、満足したらすぐに解放された。

今度こそ兄様とガラル観光を楽しんだ私達は飛行機に乗ってジョウトに帰ったのだ。

そういえば飛行機の中であった出来事なんだけどさ…

飛行機の窓の外から妙なポケモンを見つけたんだよね

これフラグ？