その96 ページ49
どういうことだ…!?
外され床に落ちた猿ぐつわを見つめて私は考えていた
どうして私の考えていたことが復唱するレベルでわかったのだろうか？
いや、そんなことをしている場合ではないな
『朱里さん下がって！』
縛られたままの状態で跳びながら彼女の前に立つと私は腕を拘束する縄をギザ歯で噛み切った。
忍｢縄を歯で切った…!?
あいつ化物かよ…！｣
化物って…ギザ歯ってだけで化物はないでしょ
血迷った彼らはクナイを振り回しながらこちらに突進してきた。
後ろにはあーちゃんがいるから安易に避けられない
ならばこうするしかないな
ジャキッ…！
『おー切れた…あなた達が足を前に拘束してくれたおかげでなんとかなりました
さてと…手足が自由になればこっちのものです！』
不格好だけど足を上げてクナイを受け止めたら簡単に縄が切れた…こんな簡単に行くとは誰も思わないでしょ。
私の拘束を解いてくれた忍者の顎を蹴りあげると怯んだ隙をみてクナイを奪った。
はい、後はひとりひとり処理するだけですな！
一振りのクナイだけで攻撃と防御をするといつの間にか部下を全員倒してしまった…。
『あとはあんただけだ…弱そうな忍頭さんよぉ』
頭｢ふっ…流石は五月雨家の人間といったところか
だがお前も随分と甘いんじゃないか？｣
私が甘い…？
確かに人は斬ってるけど大した怪我もしてない
それが甘いと言いたいのか
『私が甘い…か
悪いが私は後輩以外に甘やかしたことは一度もない』
頭｢いやそうじゃなくて！｣
なんだ違うのか？
てっきりそっちの話かと思ったぞ
頭｢お前の後ろにいる女はどうするんだ？｣
あーちゃんのことか!?
バッと後ろを見てみると私は目を丸くした
まさか切られて倒れる者に紛れて動けるものがあーちゃんを捕えていたとは…ずる賢い奴らだ
頭｢スキありっ!!｣
『ガァッ…!?』
背後から刺されてしまった…超痛い
膝をついて傷の部分を抑えると私は髪の毛を無理やり引っ張られてしまった。
なにすんだよ…
頭｢これで五月雨家は終わりだ…！
さらばだ五月雨A｣
朱｢Aさん!!｣
まじか…
ごめんねあーちゃん
また君の前で命を落とすなんて最低なことをしてさ
せめて最後に君に言っておこう
『また会えて嬉しかったよ…
あーちゃん』
朱｢…！
嫌だ、ゆーちゃんっ!!｣
____絶対に死なせない!!
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スイちゃんですよ〜☆ - 天女様系とか嫌われ系が苦手だった(^^ω) (2023年1月21日 2時) (
レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 自分的になんすけど、夢主さん以外のオリキャラ(先生は一人が限界)が地雷って事が分かりました、 (2023年1月21日 2時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 感想を言います!!!!(^^ω)面白いです!!!!これからどうなっていくかワクワクしながら読みます(^^ω) (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - え、まって、続編、？だよな、マ？ (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメント失礼します。忍たま乱太郎の沼にハマって、夢小説を漁ってたら貴方様の小説を見つけました。主人公くんがこれから仲間の影響を受けてどんな風になるのか気になります。更新、頑張って下さい！ (2020年8月12日 7時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年8月8日 15時
