その92 ページ45
(朱里side)
五月雨Aさん
彼の顔を見ているとあの子を思い出す
どんなに強い相手にも恐れず立ち向かうかっこよさと、私みたいに弱い存在にも対等に接してくれる優しさがそっくりだ。
私がこの世界に来たばかりで不安な時もあの子みたいに私の口にクッキーを突っ込んで｢落ち着きましたか？｣なんて言ってくるんだもん。
ついあの子の愛称を呟いてしまった。
だけどAさんは一瞬驚きながらもにっこりと笑って自己紹介をしたんだ
そして最後に
___ゆーちゃんとは誰ですか？
やっぱりあの子じゃなかったんだ
あの子が生きていたんじゃないかという希望を抱いていたのがバカみたい
乱｢…さ………朱里さん？｣
はっと目が覚めたように視界が戻った
人々が行き交う村のお団子屋さんの椅子に座ってぼーっとしてたのか
朱｢ごめんなさい…
ここまでの道のりが大変だったから疲れたみたい…。
もう少し休ませてもらうわね｣
純粋な少年たちに私の分のお団子をあげると彼らは喜んでそれを食べていた。
私がこの世界にトリップしてきたのはなにか意味があるのかもしれない
ふとそんなことを考えてしまった
なにかきっかけを作ってやるべきことをやれば元の現代に帰れるのでは？
だけどそんなことをしたところで私にメリットはあるのだろうか？
家族もいなければたった1人の親友もいないあんなつまらない世界になんの意味がある？
そんなことを…考えてしまった
きり｢それにしても……先輩戻ってきませんね〜｣
きり丸くんがそう言った
確かに遅い気がする
すぐに戻ってくるとか言っていたからトイレにでも行ったのではないかと考えていたけどそれにしては遅い
なんだか嫌な予感がしてきた
朱｢(あまり使いたくないけど…やるしかないようね)｣
無意識に胸に当てていた手を強く握りしめて決意したのだった。
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スイちゃんですよ〜☆ - 天女様系とか嫌われ系が苦手だった(^^ω) (2023年1月21日 2時) (
レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 自分的になんすけど、夢主さん以外のオリキャラ(先生は一人が限界)が地雷って事が分かりました、 (2023年1月21日 2時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 感想を言います!!!!(^^ω)面白いです!!!!これからどうなっていくかワクワクしながら読みます(^^ω) (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - え、まって、続編、？だよな、マ？ (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメント失礼します。忍たま乱太郎の沼にハマって、夢小説を漁ってたら貴方様の小説を見つけました。主人公くんがこれから仲間の影響を受けてどんな風になるのか気になります。更新、頑張って下さい！ (2020年8月12日 7時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年8月8日 15時
