その65 ページ18
『ありがとうございます
仙蔵くん』
私がそう言った瞬間あなたは驚いた顔をしていた
余程その“変装”が完璧だと思ったんだろうね
だけど残念だったね…私にはわかっちゃうんだよ
『土井先生はもっと背が高いからね
変装するには向かないことを君もよくわかってるはずだよ』
仙｢驚いた…よくわかったな｣
まあぶっちゃけるとそれ以外にも理由はある
私が作った練り香水を今でも使ってくれていることが嬉しくて私は口角が上がった
『先程も言いましたが悩みを聞いてくれてありがとうございます
あなたから見て僕は“普通”だということを知れました
だからこれからも普通でいようと思います』
私がにっこりと笑っているといつの間にか元の姿に戻った仙蔵くんが私をじっとみていた。
なんだよ…そんなに私を見ても何も出ないぞ
仙｢どうして教えてくれなかったんだ？
“モブ”というあだ名の意味を…｣
空気が凍った気がした
なんだよその言い方は…どうしてお前がそんなことを聞くんだよ
『……どうして？
モブはモブです
それ以外に意味もなければ理由もない…』
仙｢いやある！
お前は…力のない無害な存在になりたいがためにそうやって自分を過小評価するのだ
何故そこまでして平凡を望むんだ？｣
モブの意味を知ってる…？
いつ知った？
誰から聞いた？
そんな疑問が次から次へと生まれて頭が混乱しそうだ。
いつの間にか先程までの笑顔は無くなり焦りの表情しか出来なかった。
仙｢私はお前がモブの意味を教えてくれなかったことに関しては怒らない…
だから教えてくれ
…A｣
もうダメだ
少なくとも仙蔵くんは二度と私のことをモブ呼びしてくれないのだな
『…ジュンコに話していたから油断してた
モブというのは群衆とか人の集まりを意味する…その他にも対して力もない無害な存在のことも言う
私は両親と約束した立派な忍者になるために沢山勉強をして沢山鍛錬をした
確かに立派な忍者には近づけたと思うよ…
だけど近づく度に思うんだ
普通の人間になりたい…平凡になりたいってね
そうすれば目立つことも無くなるだろ？
目立つことは人に狙われること
立派な忍者として有名だった私の両親は忍者界では目立つ存在でね…私の憧れだった
だから死んだんだよ』
仙｢……！｣
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スイちゃんですよ〜☆ - 天女様系とか嫌われ系が苦手だった(^^ω) (2023年1月21日 2時) (
レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 自分的になんすけど、夢主さん以外のオリキャラ(先生は一人が限界)が地雷って事が分かりました、 (2023年1月21日 2時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 感想を言います!!!!(^^ω)面白いです!!!!これからどうなっていくかワクワクしながら読みます(^^ω) (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - え、まって、続編、？だよな、マ？ (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメント失礼します。忍たま乱太郎の沼にハマって、夢小説を漁ってたら貴方様の小説を見つけました。主人公くんがこれから仲間の影響を受けてどんな風になるのか気になります。更新、頑張って下さい！ (2020年8月12日 7時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年8月8日 15時
