その62 ページ15
(Noside)
静寂が生まれてしまった
まさか“モブ”という言葉にこんな意味があるとは誰も思わなかったからだ。
仙｢なるほど…とんでもない真実だな
ここにAを呼ばなくて正解だな｣
ちなみにここは立花仙蔵と潮江文次郎が普段使っている生活部屋
そう簡単に彼…五月雨Aが来ることは無い
ここにいるのは普段よく一緒にいる六人組
ここにモブはいない
文｢あいつ…そんなに悩んでいたのか｣
悩んでいた
そう捉えても問題は無い発言だった
普通の人間になりたい…だけど立派な忍者にもなりたい
矛盾するふたつの願いがある彼にとってこの問題はとても大きかったのだろう
その結果“僕”という表の存在と“私”という裏の存在が生まれてしまったのだろう
どちらも本当の五月雨A
悩んだ結果今の彼が生まれてしまったのだ
そんな彼になにをしてあげられるか
真実を知ったままこれからも“モブ”と呼び続けるのか
言ってしまえばモブというのは相手を侮辱するのようなものの呼び方になる
それでは彼らの心に罪悪感が生まれてしまうだけだ。
しかしそれでは彼が普通の人間になれないと思ってしまうかもしれない
ではどうすればいいのか
小｢難しい話だったがよくわかった！
要するに“モブ”と呼ばなければいいんだ！
それにAと呼ぶだけで普通にならないのか？｣
七松小平太の発言に皆確かにと感じた
何故今まで名前で呼ぶのは普通ではないと勘違いをしていたのだろうか？
普通の人間でも名前で呼びあったりするのは当たり前のことだ。
もしそれで彼がまた悩んでしまったら今度は彼に正直に言ってもらおう
人に物事を伝えることだって普通の人間がする当たり前のことだから
その瞬間彼らの気持ちは軽くなった
伊｢そうだよ…！
彼が普通を求めるなら僕達の普通を見せてあげればいいんだ
そしたらきっとAもその普通になれていくかもしれないし！｣
留｢伊作の言う通りだ！
よし、これからAに会いに行くぞ！｣
食満留三郎の言葉に皆頷き立ち上がった
これから彼に会いに行くために
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スイちゃんですよ〜☆ - 天女様系とか嫌われ系が苦手だった(^^ω) (2023年1月21日 2時) (
レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 自分的になんすけど、夢主さん以外のオリキャラ(先生は一人が限界)が地雷って事が分かりました、 (2023年1月21日 2時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 感想を言います!!!!(^^ω)面白いです!!!!これからどうなっていくかワクワクしながら読みます(^^ω) (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - え、まって、続編、？だよな、マ？ (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメント失礼します。忍たま乱太郎の沼にハマって、夢小説を漁ってたら貴方様の小説を見つけました。主人公くんがこれから仲間の影響を受けてどんな風になるのか気になります。更新、頑張って下さい！ (2020年8月12日 7時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年8月8日 15時
