その59 ページ12
三郎くんが黙り込んでしまった
無理もないか
私はただ求めていだものを手に入れただけなのだから
こんな欲の塊はどこかで死んでもおかしくはない
あとはこれだけ言っておこう
『私はこの力を隠している…だから三郎も秘密にしてくれ
この“私”が出てくるのは武器を持った時とそれから興奮が冷めるまでの間
今はお前に話したかったから“私”に戻っただけなんだ』
だからもうそろそろ“僕”に戻らないとな
すると三郎くんは私をぎゅっと抱きしめてきた
えっ…なにこれご褒美？
どうやら違うみたいだ
少しだけ彼の身体が震えている感じからして怖いのかな？
三｢…このことは誰にも言いません
先輩は完璧じゃなくてもすごい先輩です
それは絶対です
だからいなくならないでくださいね｣
『……ありがとう
私はいなくならないから安心して』
いなくならない…そうは言ったけど不安だらけである
私は忍者のたまご
そして六年生だ
いつ死ぬか分からない世界でいなくならないなんて約束は私にとって酷なものだ。
いつ私が殺されるかなんて知らないし
いつ私が毒でポックリ逝くかわからない
だから怖いんだよ
その約束は…破ってしまうかもしれない
私は“僕”に戻った瞬間涙を流した
彼には見せないようにバレないように
そしてすぐに笑った
笑えばどうにかなると思ったから
『よし、じゃあ忍術学園まで走りますかね！
行きますよ三郎くん…！』
三｢えっ…ちょっ先輩!?｣
彼がしっかりと私に捕まったのを確認すると私も彼の足をしっかりと持った。
小平太くんの言葉を借りるとしよう
『イケイケドンドーンッ！』
スピードを上げて走り続けて私は笑って
スピードが上がって背負われている彼は怯えてた
三｢先輩ッ！速すぎます！｣
コラコラ…舌を噛みますよ
私はこんな時でも笑っていた
今のうちに笑っておかないとダメだなと思ったから
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スイちゃんですよ〜☆ - 天女様系とか嫌われ系が苦手だった(^^ω) (2023年1月21日 2時) (
レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 自分的になんすけど、夢主さん以外のオリキャラ(先生は一人が限界)が地雷って事が分かりました、 (2023年1月21日 2時) (レス) @page50 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 感想を言います!!!!(^^ω)面白いです!!!!これからどうなっていくかワクワクしながら読みます(^^ω) (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - え、まって、続編、？だよな、マ？ (2023年1月21日 1時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
凛@昆布教(プロフ) - コメント失礼します。忍たま乱太郎の沼にハマって、夢小説を漁ってたら貴方様の小説を見つけました。主人公くんがこれから仲間の影響を受けてどんな風になるのか気になります。更新、頑張って下さい！ (2020年8月12日 7時) (レス) id: 0b140bf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：またたびはまた | 作成日時：2020年8月8日 15時
