[ポケモン]捨て子から始まる異世界転生物語Ⅱ (ページ12)

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六十二話ページ12

ヒナツさんがギンガ団に来たのはガチグマについてと、バサギリを鎮めた際に利用したシズメダマのレシピをラベン博士に聞く為だったという。

それでドレディアの好物を自力で集めていたら足を捻ってしまったそうだ。

『足を捻ったのなら私が処置をします。

シズメダマを作ってくれたのならドレディアを鎮めないとですよね？』

｢Aの言う通りだ。｣

声が聞こえて振り返れば、そこに居たのはコンゴウ団の長だった。

｢なぁに一人で背負い込んでいるんだ。そんなに俺は頼りないか？

…まあ頼りないだろうな、シンオウ様に会ったことないしドレディアの事態も想定出来なかった。

だからAに説教くらうんだろうな。｣

私関係ないのでは？

確かにヒナツさんの身になって考えてみろとは言ったけどさ…おいおいヒナツさんも私を見るんじゃない。

『今更あなたを責める人はいませんよ…

セキさんはヒナツさんの作ったシズメダマを舞台の戦場まで運んでください。

テルはドレディアを鎮めてこの事態を解決させるのです。』

私はユウガオさんと一緒に彼女の足を処置して運ぶから。

しっかりと指示を出して動き出した皆を見てヒナツさんの足を診ていると、何故か視線が…。

『どうかしましたか？ヒナツさん』

｢なんかさ…ギンガ団の技術ってすごいなぁって思ったんだよ。

モンスターボールとかを作ったのはあんたなんだろ？｣

まあ確かにギンガ団の調査隊道具、主にポケモン向きの道具を作ったのは私だよ。

それ抜きでもギンガ団の技術はヒナツさん達先住民からすればどれも凄いものなのだろう。

｢それにリーダーの事を説教したなんてびっくりだよ。

流石はリーダーの奥さんだよな！｣

うん、違うよ？