梶井さんと紅葉さんが駄弁るだけリターンズ〜暴走する檸檬と紅葉の協奏曲〜

別人28号(←ネタが古いって……汗) ページ26

その翌日。


「姐さん、梶井はまだあの調子ですか？」


「うむ……如何もそのようじゃ……」


性格逆転剤をかけられた梶井は、一応水で洗ったものの未だに性格が戻っていない。


「…………別に、貴方達のことは気にしてませんから………」


「大人しすぎて逆に不安じゃ」


「なんというか、調子が狂う……」


ドラクエの主人公より多少マシなレベルの無口になった梶井は、部屋の隅でぽつんと座っていた。


「……出かける……」


ぽつりと呟き、梶井は幹部たちの間を通って外へ出ていった。
白衣に下駄ではなく、カジュアル眼鏡男子スタイル。そして、なんと靴下とスニーカーを履いている。しかもレモンイエローではない！


「梶井、あんな服持ってたのか！？」


「中也、追うぞ」


「はい。……なんで？」



暫くして、二人は梶井がお洒落な喫茶に入っていくのを目撃した。


「あ、あれは梶井！あの店、普段の梶井なら絶対に行かない類の店じゃねェか……！」


「おお！梶井が大通りに面した窓際の端っこに座った！」


「ああっ、ウィンナーコーヒー頼んでやがる！」


「レモンティー派、ジャズと表通りが嫌い、が逆転するとこうなると云うのか……」


「……飲み干した……けどなんか妙な顔になってきてんなァ」


「席を立って……料金を払っておるな」



「姐さん、此方に向かってきます！」


店内から駆け出してきた梶井が、幹部たちのところへやって来た。


「……まさか自分の作った薬品でこうなるとは。面白い結果になった！」


「そうじゃ……それでこそ梶井じゃ」


「で、二人は何故此処に」


「いやその」「観察したかったという訳では……」


「姐さん、何故それを云うんですか」


「観察するのは科学する第一歩！素晴らしいですよ！」

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ラッキーアイテム

檸檬

ラッキーカラー

あずきいろ

あしたの運勢

顔がでかくて……首が太くて……足が短くて……ちょっとずんぐりむっくりwwな感じぃする、頑丈な体になるのが明日のあなたです。

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