夏だ!海だ!アルバイトだ! ページ17
ある夏の日のこと。
海岸で、水着姿の中島敦と泉鏡花が戯れている。
「……かき氷、食べたい」
「かき氷かぁ。じゃあ、海の家に行こうか」
敦はパーカーのポケットに小銭を入れ、鏡花と共に海の家に向かった。
「らっしゃーっせー」
「扇風機があって涼しいね。えーと、じゃあ……ってお前は!」
敦は店員の姿を見て、驚きの声をあげた。
店員応えて曰く、
「お前は!と聞かれたら!答えないのが普通だが!特別にこた「お前は梶井基次郎!」
「……台詞邪魔したから何も売ってあげなーい」
「そ、そんな……って!お前、こんな所で一体何をするつもりなんだ!真逆、海水浴客を巻き込んだ爆破を……!?」
「かき氷、クレープ、焼きそばうどん焼き、焼きとうもろこしにレモネード!鏡花ちゃん、特別に何か奢ってあげよう!」
「無視しないで!」
「……何味のクレープがあるの?」
「鏡花ちゃんも!何が入れられてるか判らないんだよ!貰っちゃ駄目!」
「オススメはハニーレモンアイスクレープ。冷凍苺とチョコソースのもあるよ」
「だから!無視はやめて!」
「じゃあ苺」
「はーい、チョコイチゴクレープ入りまーす」
「鏡花ちゃぁああああん!!!!!!」
敦の熱烈なツッコミを完全無視した二人。
「はい、どーぞ」
「ありがとうございます」
「梶井、本当に大丈夫なんだろうな……」
「大丈夫大丈夫!鏡花ちゃんに変なもの食べさせたら、あそこのお姉さんに僕が殺されるから」
ちらりと梶井が流し見た先には、素顔を一切見せない謎の人物が。
「あれは……」
「敦くんには特別に教えてあげよう!あれは鏡花ちゃんを観察するためだけに海に来たマフィアの幹部、尾崎紅葉その人だ!あ、因みに僕は檸檬の素晴らしさを布教するためにバイトしてるだけ」
「……夜叉白雪、今すぐ紅葉さんを追い出して」
「きょ、鏡花!?何を云いだ……」
紅葉は夜叉によって窓から投げ飛ばされた。
「梶井さん、檸檬アイスのクレープも食べたい」
「おお、檸檬を食べたいとは!この梶井、感動の涙が止まらない!じゃ、こっちもタダであげちゃう!」
「えーと、じゃあ僕は焼きそばでも」
「一皿千円ね」
「なんで僕にはそんなぼったくり価格なんですか!?」
V.S.Cockroach!!!!!→←船がなくても、泳げなくても
ラッキーアイテム
檸檬
ラッキーカラー
あずきいろ
あしたの運勢
顔がでかくて……首が太くて……足が短くて……ちょっとずんぐりむっくりwwな感じぃする、頑丈な体になるのが明日のあなたです。
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アルみかん(プロフ) - 最高ですね!メソポタミア引っかかりましたw (2019年3月14日 16時) (レス) id: d96a4d4603 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - おかぁーさーん!また、かじいさんとこーよーねーさんがチューしてるよー!(二回目の幼稚園児か)にしてもあしたの運勢が…ヤバイ。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - 社長と首領推しを増やし隊さん» 紅葉「それは善かった。ところで……何か良いネタはあるかの?」 梶井「うわははは!呟きがせいぜい80種類程度だから、同じネタがちょいちょい挟まるんだ!というわけで、明日僕の部屋においで!」 (2018年10月29日 19時) (レス) id: 1feef1598f (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊(プロフ) - bot見てきました。面白い(笑)ところで私は明日、つつがなく梶井さんに撲殺されるようです(´・ω・ ) (2018年10月29日 9時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
キューブ(プロフ) - カプチーノさん» 梶井「それは有難い!よぅし、君をこの梶井の助手にしてあげよう!」 鴎外「大抵の場合、助手と言う名の被験体にされるのだけれどね」 (2018年10月27日 8時) (レス) id: 131a596780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューブ | 作者ホームページ:
作成日時:2018年6月13日 21時