シアン �機�(山本、獄寺) ページ39
お昼休み後の、五時間目数学。とくれば、眠くなるのは必然で。
Aはイラストを描いて眠気を紛らわせていた。ノートの丸一ページを使って、大きな落書き。
彼女の部屋に今、一番多く並んでいる漫画の、ヒロインらしい。キャラの後ろに、でかでかと名前が書かれている。
それを、山本が覗き込む。Aは隠すこともせず、そのまま普通に背景を書き進めた。
「おっ、うまいのな!」
「そう? ありがとー」
「って、先生来てるぜ。隠さねーのか?」
「うっわ、やばいやばい」
知らされるまでは気がつかなかったようで、慌てて教科書で半面を隠す。
教師は、何事もなかったかのように通り過ぎて行った。気がつかなかったらしい。
教えてくれた山本に、Aは礼をいい、また絵を描き始めた。
それをずっと凝視とまでは行かないまでも、山本は見ていた。
(なんだろ。そんなに興味深いのかな? ……まぁいっか)
いつものように、すぐに考えることをあきらめて、さらさらと手を動かす。
しばらくすれば、その手を止めて、ページをめくった。どうやらあのイラストはあれで終わりらしい。
新しい、まっさらなページに骨格やアタリを取り――。
「宵待、問い3を答えろ」
絵を描いていた手を止め、気まずそうに立ち上がる。
おどおどとしていれば、机の上に、何かが書かれた紙切れがやや乱暴におかれた。
その文字を確認し、口に出す。
「……√3……?」
「正解だ」
ほっと一息つき、その紙切れをまわしてくれた獄寺に、メモ帳を千切り、お礼の言葉を連ねる。
『ありがとね、助かったよ＞＜』という文面で、教師の見ていない隙に前の席へ投げる。
少し間を空け、同じ紙に『話ぐらい、聞け』と比較的整った字が並べられて帰ってきた。
その紙に、次は『聞いてたけど、全部抜け出しましたー。記憶力は迷子中!』と。
すると『……馬鹿だ』と帰ってきたので、左隣の人の消しゴムを頭に投げた。
「ってーな、なにすんだよ!」
「馬鹿って言うほうが、馬鹿なんだもん!」
授業中にもかかわらず、二人は叫んだ。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
□■□
↑↑↑ 的な席順。Aさんの前が獄寺だと。
他貴山 原作と違うのは、気にしないでくださいorz
人方本
では!
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ひいろ(プロフ) - ありがとー。頑張るぜぃ☆＜＜悠ちゃん (2011年1月5日 13時) (
レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 使い切りおめでとーヽ(≧▽≦)/これからも応援してるよっ！ε=ヾ(*~▽~)ノ (2011年1月3日 23時) (携帯から) (レス) id: ff7c66b33d (このIDを非表示/違反報告)
ひいろ(プロフ) - 後八分音符が二つ連なったやつとか。 ありがとねっ<<悠ちゃん (2010年12月31日 11時) (レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - ＰＣだとハート出ないもんね(汗 ひいろも風邪ひくんじゃないぞ！ (2010年12月30日 19時) (携帯から) (レス) id: ff7c66b33d (このIDを非表示/違反報告)
ひいろ(プロフ) - ｗｗｗそっか、理解したぜｗ 文字化け?機種依存のってなかなかでないよねー。<<悠ちゃん (2010年12月27日 8時) (レス) id: 15f4ac0929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひいろ
