仲間？ ページ41
あわてて助けに行こうとする獄寺を了平が寸でで止める。
了「まて！！なにか来るぞ！！」
キュキュキュと音を立てて飛び出してきた光の玉。それは僕たちのほうに向かってきていた。
みんな慌ててよける。
しかしその一つが真っ直ぐブルーベルに掴みかかった。
貴方「ブルーベル！！！！！」
ブ「シ…オ………」
貴方「ブル────」
一瞬、ほんと一瞬だが、ブルーベルは僕を見て涙を浮かべていた気がした。まるで、死を悟った子供のように…
刹那、全身の水分や生命エネルギーを吸い取られてしまったかのように、ブルーベルは干からびてしまった。
貴方「そ…んな…」
目の前の出来事が信じられなかった。
どうして、仲間であるブルーベルを？
匣アニマルたちは吸い取られる炎に耐え切れず匣に戻ってしまう。
何もしていないのに、炎がどんどん溢れ出てるのだ。
僕は立ち尽くしていた。
ザ「ギョアァアア！！」
桔「ザクロ！！」
目の前の惨状が理解できなかった。
ザクロまで…やられてしまった。
膝がガクガク震えている…
そうこうしてる間にも僕からも炎がどんどん漏れ出していき、立ってるのもままならなくなった……その時。
私に向かってひとつの光の塊が迫ってきた。
ブルーベルとザクロの最後を見てしまった今、恐怖に震えて座り込んでしまった。
ベ「姫！！！」
───やだ。怖い
─────まだ、死にたくない
────────僕はまだ、生きなきゃいけない！！！
ベ「！！」
とっさに取り出した大鎌を盾にして、何とか立ちが上がる。
そのまま一気に薙ぎ払った。
貴方「僕はまだ、こんなところじゃ死ねない！！どうして、ブルーベルとザクロを！？仲間なんじゃないの！？
ねぇ！！桔梗！！どうして！？」
堪えきれぬ怒りが爆発する。その声は震えてしまっていた
一筋の雫が頬を伝うのを感じる
光の玉はありとあらゆる方向に飛んでいき、今度はその一つが隼人と了平に迫っていた。彼らにその光を防げる手段はない。
助けに行かなければ！！！
そう思い一歩踏み出したとき
ガサッ…ガサ…
足音だ。
右に一つと…左に二つ…そして少し後ろに二つ
二人の前には基地に戻ったはずの山本がいた。
…と言うことは…
足音の聞こえたほうへ駆け出す
間違いない、生きてたんだ…っ！！
貴方「スクアーロ！！！！！」
ｰｰｰ
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ノエル(プロフ) - bellさん» ありがとうございます！！ほんと更新遅くてごめんなさい(__)がっばります！！ｐ(>_<)ｑ (2015年3月27日 15時) (
レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - りんさん» 更新がほんと遅くて申し訳ありません；；ありがとうございます！！ (2015年3月27日 15時) (レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - 桜さん» すみません。お返事が大変遅くなりました。また新たな展開になってきました。しかしまだまだ佳境には入っておりません笑 これからの展開にどうぞご期待ください！ (2015年3月27日 15時) (レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
bell(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2015年1月24日 10時) (レス) id: ea66c81cf1 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごい面白いです！続きが気になりますね〜笑。更新頑張って下さい！ (2014年12月31日 20時) (レス) id: d8369e3712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル | 作成日時：2014年4月23日 20時
