声 ページ38
貴方「私は……わからない。私は…誰、ですか…？」
さ
答えは、出せなかった…
うつむいたときに一滴の涙が零れてしまった
フ「あー、師匠が女の子泣かせてますー」
骸「！黙りなさいおチビ、こっちは真面目なんです。」
三叉槍がカエル帽に刺さる
骸「では…僕はあなたを信用しません。それ故に…」
貴方「！？」
骸「あなたを拘束させていただきます」
気がつけば黒い影が私を捉え、既に動けなくなっていた。振り払おうとするも、足がもつれて倒れ込んでしまった。
そんな…
骸「ご安心なさい。貴方に危害を与える気はありません……あちらで恐ろしい番犬が睨んでますからね」
六道骸が見た先には、今にも襲いかかって来そうな恐ろしい形相で睨んでいるヴァリアーがいた。
「姫…」
貴方「！！」
すぐ後ろで聞こえた声に驚き振り返ると…
いつぞやのティアラをつけた王子が立っていた
ベ「良かった、無事みたいだな！」
貴方「……」
ベ「ごめんな、急に抱きついたりなんかして…
姫が俺たちのこと忘れてるなんて考えもしなかったけど、そしたら姫にとってオレらは知らない人だもんな。せっかく他人恐怖症克服してきたってのに…」
貴方「ちよっと待って！！」
ベ「あ？」
貴方「…どうして…他人恐怖症を…」
ベ「…今はシオンだったな。前な、Aって言う雲の幹部がいたんだ。Aはまだガキの時にヴァリアーに拾われて、たった十歳で、しかも女で幹部になった。そんなスゲー奴が、他人恐怖症だったんだよ。」
貴方「………A」
私がその名前をつぶやいた途端、閃光が走りあたり一面が真っ白になった。
突如頭の中に流れ込んで来る身に覚えのない記憶。
真っ白な部屋、眩しい光、拘束された私、それを見ている白蘭…
何故か音は全く聞こえなかった。白蘭が何を言ってるのか分からない。けど、その手は私の首へと伸びていき、きつく締め上げる。
あぁ、そうだ。私はここで拘束されてたんだ…。でも、なんでだっけ？確か、頭を殴られて………
閃光が収まり、徐々に見えた来た光景に絶句する。
貴方「な…に……あれ……」
そこには巨大な半透明の人間のようなものが立っていた。…いや、こちらに向かって歩いてきていた。
こっちに来る…ｯ!!!
どうしよう、逃げるにも拘束されてて動けない…
やだやだ…怖い…怖い…ｯ
ベ「大丈夫。王子が守ってやんよ」
─────"大丈夫だって。王子が守ってやんよ"
…え？
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ノエル(プロフ) - bellさん» ありがとうございます！！ほんと更新遅くてごめんなさい(__)がっばります！！ｐ(>_<)ｑ (2015年3月27日 15時) (
レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - りんさん» 更新がほんと遅くて申し訳ありません；；ありがとうございます！！ (2015年3月27日 15時) (レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
ノエル(プロフ) - 桜さん» すみません。お返事が大変遅くなりました。また新たな展開になってきました。しかしまだまだ佳境には入っておりません笑 これからの展開にどうぞご期待ください！ (2015年3月27日 15時) (レス) id: 82046c222d (このIDを非表示/違反報告)
bell(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2015年1月24日 10時) (レス) id: ea66c81cf1 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごい面白いです！続きが気になりますね〜笑。更新頑張って下さい！ (2014年12月31日 20時) (レス) id: d8369e3712 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル | 作成日時：2014年4月23日 20時
