僕は六道骸成り代わりです。ところで、僕は愛され体質なのですかね？変な奴らに愛されてる気がします【雲雀恭弥】 (ページ12)

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トゥリニセッテの詩、ですか…58話ですby夢主ページ12

『……てめえの好きにすりゃあいいさ､いつものようにな』

『そうだな……G』

初代ボンゴレファミリー…

白｢!? なんだ?｣

白蘭もこの現象についていけてない

『Ⅹ世(デーチモ)よ…お前の考えにオレも賛成だ』

白｢どこだ!?誰の声だ!?｣

白蘭にとって正体不明のこの声に､酷く混乱しているのが分かる

ユ｢(ボンゴレの創始者達…初代ボンゴレファミリー…)｣

まさか､初代ボンゴレファミリーをこの目で見る日が来るとは思っていませんでした…

『オレの真の後継者に力を貸してやりたいが､あいにく､それはできない』

白｢!? 紋章が!!｣

ボンゴレファミリーの紋章!!

『そのかわり＿＿＿』

パァア

『枷をはずしてやろう』

枷を外す!?

カァア

白｢なんの遊びだい?綱吉クンのソレは｡誰なのかな､その男は｣

ユ｢ボンゴレファミリーの初代のボス､ボンゴレⅠ世(プリーモ)｣

白蘭だって､沢田綱吉とⅠ世の話を聞いていて分かってるはずだ

だが､そんなことを白蘭が認めるわけが無い

何故なら､今までのどのパラレルワールドでもボンゴレⅠ世がこの時代に姿を見せた事などないから

白｢Ⅰ世?ハハハ｡からかうのもいいかげんにしてくれる?そんな大昔のご先祖様をホログラムで投射するなんて､悪趣味にも程があるよ｣

A｢これはホログラムではありません｡それは白蘭､貴方自身も感じているのではないのですか｣

僕がそう言うと黙ってしまった白蘭

ユ｢これは7³の中でも､あなたのマーレリングにも､私のおしゃぶりにも起きない､ボンゴレリングの“縦の時空軸の奇跡”｣

白｢縦の時空軸の…｣

A｢奇跡?｣

ザンザスも聞いたことがないというような顔をしています

ユ｢生まれた時から､私の記憶に焼きついている､こんな詩(うた)があります｣

【海はその広がりに限りを知らず】
【貝は代を重ねその姿受け継ぎ】
【虹は時折現れはかなく消える】

その詩はまるで…

ユ｢マーレとは『海』ボンゴレとは『あさり貝』アルコバレーノは『虹』そう…この詩は､7³のそれぞれの大空の在り方を示しています｣

どこまでも広がる｢海(マーレ)｣は横の時空軸

すなわち

平行に広がる平行世界(パラレルワールド)に生き

代を重ねる｢あさり貝(ボンゴレ)｣は縦の時空軸

すなわち

過去から未来への伝統の伝承に生き

時折現れる｢虹(アルコバレーノ)｣はどこにもとどまらず

その両方に線ではなく点として存在するということ…