跳ね馬 ページ5
『やぁ。どうも初めまして。僕がヴォルペです』
ここはキャバッローネの城。
ディーノの目の前には狐のお面を被った中性的な声をした者が座っていた。
ーーこいつがヴォルペーー
女か男かもわからない。
男にしては華奢な身体つきな気がするが女と決めつけるには少し違う。
性別さえもわからないヴォルペ。
『早速ですがこちらが例のリストとファミリーの情報です。どうぞ。』
「ありがとう。一応先に中を少しだけ確認してもいいか？」
『どうぞ』
報酬を渡してもし情報がデタラメだったら困る。ディーノは手元に差し出されたリストを確認した。
ーー少し見ただけでわかるーー
ーー短時間でこんなに大量の情報が得られるものなのかーー
「噂に聞いてたがこれまでとはな、、、これが報酬だぜ。おい、渡してやれ。」
後ろに構えていたディーノの部下数人の1人がヴォルペに報酬が入ったケースを渡した。
『確かに受け取りました。”ロマーリオさん”』
「！！」
「へぇ、、、調査済みって訳か。」
ディーノはヴォルペを招いてから一度もロマーリオの名前をだしてはいない。なのにヴォルペは確かにロマーリオの名を言ったのだ。
『勿論。調査済みです。かなりの勢力を持ってるキャバッローネのボスがどんな人か気になったのでね。随分人がよろしいようだ。』
「お前も流石の情報力なようだな。」
『それが仕事ですからねぇ。』
少し緊迫した空気が漂っていたが
やがてディーノは肩の力を抜いた。
「またよろしくたのむぜ。」
『こちらこそ、、、、あぁ、それともう１つ』
「？」
、
、
『貴方達が潜り込んだパソコンはダミーのパソコンなので何もデータはありませんよ』
「！！、、気づかれていたか」
キャバッローネはヴォルペの事を調べるべくパソコンに潜り込もうとしたのだが、どうやら無駄だったようだ。
『まぁ、今回は見逃してあげますね、貴方達は気に入りました。最後にもう１つ』
お面越しでもわかる。
ーーヴォルペの表情が変わった。ーー
、
、
『僕を知りたいのなら８の未来に辿り着くといい。』
口調が変わった。
きっと本来はこっちの口調なのであろう。
ディーノはヴォルペの言っていることがさっぱり理解できない。
「8の未来、、、？」
再び上を向いたらヴォルペはいなくなっていた
「面白いじゃねえか」
ディーノは密かに闘争心を燃やした。
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すず(プロフ) - すごく面白かったです！夢主の性格とか、大好きです(≧∇≦)bこれからも無理せず、更新頑張って下さいね！応援してます！ (2017年6月16日 12時) (
レス) id: 058c745464 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが気になります^_^ (2017年3月2日 12時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 凄く面白くて続きが気になります！これからも更新頑張って下さい！ (2016年5月19日 0時) (レス) id: 1eba1107e7 (このIDを非表示/違反報告)
紅子(プロフ) - ひつじさん» 初めまして！コメントありがとうございます。歪んでおる性格ですが気に入っていただけて何よりです！これからもよろしくお願いします(^o^) (2016年2月27日 21時) (レス) id: 90e4c4fd08 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - すっごく面白いです！主人公の性格が好きです♪( ´▽｀)これからも更新頑張ってください(・ω・) (2016年2月27日 19時) (レス) id: bb18efc351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅子 | 作成日時：2016年2月10日 16時
