闇に潜む ページ19
ここはイタリアの独立暗殺部隊ヴァリアーの拠点。とても趣のある城だ。
時計の針が夜の12時を指すか指さないか、そんな時間。
その城の門前。
「お疲れ様です、門番交代の時間なので代わりに来ました。」
「ご苦労、特に異常はない。交代頼む。」
「はっ！お疲れ様です。」
門番交代の時間。今まで門番をしていた者は眠りにつくために城へ戻った。
自分の部屋に戻り、眠りにつこうと思った直後。
コンコンッ
「誰だこんな時間に？」
迷いも無く扉を開けた。
そこに立っていた、否、浮いていたのは
、
、
、
「やあ」
「マーモン様？」
霧の幹部、マーモンであった。
「いかがなさいましたか？とりあえず中へどうぞ。」
幹部の方をずっと扉前に居させる訳もなく、部屋へ招いた。
マーモンが部屋に入り、扉を閉めてマーモンの方を向こうとした瞬間。
、
、
、
門番の視界はブラックアウトした。
『馬鹿だねぇ。』
マーモンの姿は、狐のお面を被った、黒ずくめの者に変わっていた。
僕は幻術も使えるのさ。
術が主じゃないから六道の足元にすら及ばないけどね。
『駄目だなぁ幻術を使ってるのを見破らないと。』
まあ、幻術を使ってるのを分かっても怪しまれないようにマーモンにしたんだけどね。
マーモンは霧の幹部、術士だから幻術の気配があってもおかしいとは思わない。
だからあえてマーモンにしたんだけど、、、まさか”バイパー”だったとはねぇ、いい情報貰ったよ。
『さぁて、ちゃっちゃと着替えますか。』
僕がこいつを気絶させた理由はただ１つ。
ヴァリアーの制服を拝借して幹部に接近する為さ。
ー幻術で姿を変えればいいじゃんー
今そう思ったでしょ？
ここは暗殺者が揃うヴァリアー。
高度な幻術を使うマーモンや優秀な幹部達がいる。
幻術で姿を変えた所ですぐ術を使ってることがバレてしまいゲームオーバー。
精々術で誤魔化せるのは門番見たいな言わば雑魚程度だよ。
そうゆうことだからこの制服は借りていくよ、門番サン？
『へぇ、ヴァリアーの制服嫌いじゃないなぁ。』
まあ制服を着た所で目立ってしまったらすぐヴァリアーじゃないのがバレてしまうから、基本的には闇に潜んで情報収集。
いっちょやりますか！
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すず(プロフ) - すごく面白かったです！夢主の性格とか、大好きです(≧∇≦)bこれからも無理せず、更新頑張って下さいね！応援してます！ (2017年6月16日 12時) (
レス) id: 058c745464 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが気になります^_^ (2017年3月2日 12時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
結愛 - 凄く面白くて続きが気になります！これからも更新頑張って下さい！ (2016年5月19日 0時) (レス) id: 1eba1107e7 (このIDを非表示/違反報告)
紅子(プロフ) - ひつじさん» 初めまして！コメントありがとうございます。歪んでおる性格ですが気に入っていただけて何よりです！これからもよろしくお願いします(^o^) (2016年2月27日 21時) (レス) id: 90e4c4fd08 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ(プロフ) - すっごく面白いです！主人公の性格が好きです♪( ´▽｀)これからも更新頑張ってください(・ω・) (2016年2月27日 19時) (レス) id: bb18efc351 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅子 | 作成日時：2016年2月10日 16時
