強すぎるイケメンくノ一は忍たまになりました

26話 ページ27

私は少し離れたところで警戒しながら雑渡昆奈門を見た

貴方「私に何か用ですか？」
雑渡「ちょっとね」

雑渡昆奈門は勝手に横座りをしながら座った

貴方「…」
雑渡「なに？」
貴方「勝手に私の部屋で横座りしないでもらえませんか」
雑渡「いいじゃん」
貴方「…」

私は何を言っても無理だなと思い言うのを諦め離れた場所で正座をした

貴方「要件はなんだ」
雑渡「君は女なのになんでくノ一の方に行かなかったの？」
貴方「私は元々くのたまだ色んな任務もしてきたが、学園長先生の誘いで忍たまになったんだ」
雑渡「へぇ〜」
貴方「話は以上か？…それなら、早く帰っ…」

襖を開けて出て行くよう指示しようとした瞬間

シュルッ

貴方「！」
雑渡「本当に女なんだね」

雑渡昆奈門は私の頭の布を取った

貴方「貴様…何がしたいのだ」
雑渡「…なんで君の事を知りたくなったのかがわかったよ」
貴方「？」

何を言っているんだ？と疑問に思っていると

雑渡「私は女性経験が豊富だけど、君みたいな強い女性は初めてだから知りたくなったんだね」

そう言って雑渡昆奈門はさっき取った布を私の首巻きつけた

雑渡「じゃあねAちゃん」
貴方「さっさと行け」
雑渡「酷いね」

そんな事を言ってから外に待っている部下と共に忍術学園から出て行った

貴方「巻き直すのめんどくさい」

私は首に巻かれた布を取り頭に巻き直した

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