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桜雲165 ページ15

Aが来る数分前。



光里『…恭弥、それって…』

雲『クローム髑髏のカバンの中に入ってた』


恭弥の手には小さな機械。
見た感じ発信機らしきモノだ。


光里『壊さないの?』

雲『うん』


コクリと頷き笑う恭弥に、ふうん。と一言。
くあぁ…と欠伸をすれば『眠いの?』とたずねてきた。


光里『ん…ちょっと…』

昨日は武器の手入れをしてたから…
寝るのが遅くなって…


雲『僕の膝で寝る?』

光里『…ん』


ゆっくりと恭弥の膝へと頭をおろす。
優しい手付きで頭を撫でられ夢の世界へと誘われる。



雲『おやすみ、光里』

そう恭弥が触れるだけのキスをした…丁度その時。
襖が開いた…と思ったら瞬時に閉められた。


『光里、着物と治療をありがとうございます。
それからヴァリアーが動き出してますよ』


『では』と襖を開けた本人はその場を去っていく。


……ホント、タイミング悪すぎるよ…A。



はぁ…っと深いため息を吐いた。


光里『Aのせいで眠気が吹っ飛んだ』

雲『……そっか』


恭弥、と名を呼べば恭弥こちらを見る。
それと同時に右手を恭弥の頰に当て私から口付けた。


少し目を見開く恭弥に私は満足そうに笑う。

光里『いつもしてやられる方だからね。たまにはいいでしょ』

雲『……誘ってるの?』

光里『まさか』


口角を吊り上げ恭弥は妖しく笑う。
そして私の唇をそっと塞ぐ。




雲『…光里、ヴァリアーに戻るの?』

……寸前でそう聞かれた。


これでも私はヴァリアーの雲幹部だ。

誘拐とも言える方法で攫われ、
ボス猿に会わされ、
雲の守護者に任命され……

気付けばヴァリアーの雲幹部を今日までやっていた。


ヴァリアーが動き出す=私も呼び戻されるわけで。

光里『……仕方なくね』


あのもし戻らなかったら鮫とか雷親父うるさいし。
ボス猿に関しては……かっ消されるだろうし。

苦笑う私に恭弥は『そう』と短く返す。


雲『いつ戻るの?』

光里『一応、ミルフィオーレ突入の前夜かな』

雲『じゃあそれまで一緒にいてくれる?』

光里『もちろん、そのつもり』


そう答えた後、今度こそ(唇を)塞がれる。



これから始まるであろうキスの嵐に私は開目した瞳をそっと閉じた。

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作者名:小町×稔葉春羽 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年11月17日 21時

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