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やのつくお巡りさん ページ9

私はトラブルの下に生まれたのかしら?
どうして次から次へとトラブルに巻き込まれるのかしら。


「よぉ?随分探したぜ?」

「はぁ…」

サングラスをかけた刑事なんてドラマの世界だけかと思ったわ。

「あの後何で消えやがった…」

顔を近づけられ睨まれる。

「お取込み中でしたので」

「なら待っていればいいだろうが、その後血眼になって探す羽目になったんだぜ」

まぁ被害者が居なければ困るだろうけど。
事情聴衆もしなくてはいけないだろうし手間を欠けさせたことは悪いと思うけど。


「おい、おっさん!!姉ちゃんを苛めるなよ」

「そうよ!お父さんに頼んで逮捕してもらわないと」


そうこうしていると快斗君と青子ちゃんが松田さんを睨む。


「あ?誰がオッサンだ!俺はまだ22歳だ!」

「そんなことどうでもいいんだよ!アンタやのつく職業だろ!姉ちゃんの店を狙ってんだろ!!」


「私のお父さんは刑事だから大人しくした方がいいわよおじさん!」

さっきから松田さんをおじさんと連呼する。
サングラス越しから伝わってくるわ。

松田さんの怒りが。


「俺は刑事だ!」

「「嘘つき!!」」

「このクソガキ!!」

うん、お巡りさんなんて言っても普通は信じないわね。
あってサングラスかけてて怪しいし。


「青子!」

「お父さん!」


銀三おじ様、速攻だったわね。


「悪い奴は何処だ!」

「この人!お姉ちゃんのお店を奪ってお姉ちゃんを売り飛ばそうとしているの!!助けてお父さん」

「はぁ?ちげぇよ」

「おじさん!早く手錠!」

青子ちゃんに快斗君はこういう時だけ阿吽の呼吸があうのね。

「だから俺は刑事だって言ってんだろ」

ガチャン!

「午前10時15分、逮捕」

「はぁ!ふざけんな!」

手錠をかけられる松田さんに銀三おじ様は告げた。

「後はじっくり聞かせてもらおうか?」

「だから俺は!」

そのまま連行されていく松田さんだった。

災難松田side→←嵐の前触れ



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ゆきな(プロフ) - この作品面白かったです!松田さんは…ドンマイ!です!-w俺は警察だ〜と言うときに警察手帳見せればいいのに-w抜けてるのかな-wこれからも無理せずに頑張ってください!この続きを楽しみにしています! (2019年3月20日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです。松田さん災難ですね、サングラスかけてたらやくざっぽいですもんね♪ (2019年3月18日 20時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ししゃも | 作成日時:2019年3月17日 18時

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