【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん［弐］

第62訓 ページ23

『……え？助っ人？』

妙「そうなの

明日どうしても人手が足りなくて…」


何でも明日は元々シフトが入ってる人が少なかった上体調不良で来れなくなった人もいたらしい

そこで困ったお妙は私に助っ人としてキャバクラの仕事を手伝ってくれないかと頼んできた

もう一度言おう

キャバクラの仕事を手伝ってくれないかと頼んできた←

陰キャの私に接客業(しかもキャバクラ)ってふざけてんのかと思った

…けどお妙にはいつも御世話になってるし

いつもの御礼とも考えて引き受ける事にした


妙「ありがとうAちゃん！

おかげで助かるわ

それじゃあ早速服の新調をしましょうか」

『…そういやキャバクラの服ってどーゆーのなんだ？

あまり派手なのは嫌なんだけど』

妙「そうねぇ…Aちゃんなら派手な服の方が良いと思うけど変な虫が寄ってきても嫌だし…

少し控えめな服にしましょう」

『お、それは助かるぜ』


・

・

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『……なぁお妙』

妙「あらどうしたの？着替え終わった？」

『終わったんだけどさ……

控えめな服って言わなかったっけ』

妙「えぇ、少し控えめでちょうど良いでしょ」

『これで控えめなの！？』


試着室の中で一人悲鳴を上げる

控えめっつったから地味な感じの服だと思ったら渡されたのは黒で袖やらスカートの裾やらにレースが着いた服

所謂ゴスロリというやつに近い物だった

ゴスロリに近いというかもうこれゴスロリじゃね？？

え、正気か？

私にゴスロリ着せようとしてんのか？

やめてくれそんな地獄絵図想像しただけで寒気がする

良い年してゴスロリってどうよ

私もう16だぞ？

コスプレイヤーとかならまだしも何の変哲もないパンピーの私が着ていい物なのか？

ストッキングも慣れないんだよなぁ…いつも穿くとしてもタイツだし

ストッキングだと破れないかソワソワするじゃん

そして普段カチューシャなんて着けないからこれまた落ち着かない

カチューシャとか幼稚園以来だぞ

嘘だろこの格好で人前に出るんか…

今から気が滅入ってきたぞ


妙「着替えたなら一度出てきて見せてもらえる？

どんな感じなのか見ておきたいし」

『おう……分かった』


気は進まないが言われた通り試着室から出る

すると私を見るなりお妙は目を丸くした


妙「すっごく可愛い！

やっぱり私の目に狂いはなかったわ

これで出ましょうAちゃん！」

『マジかよ…ゴスロリて…』


そんな嬉しそうにしないで怒ろうにも怒れないから

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