【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん［弐］

第57訓 ページ17

あれから何だかんだで自力で逃げ出してきました

あ？お前土方に抱き締められてただろって？

その土方を討論してた二人に向けて全力で投げ飛ばして三人が吹っ飛んだ隙にBダッシュで逃走したって感じだ←

しれっと投げ飛ばしたって説明したけど男を投げ飛ばすのって相当な腕力いるぞ？

お蔭で腕の筋肉痛ぇわ

あー…家まだ着かねぇのか……

早くおうちに帰りたい…

おうちに帰ると言えば何か帰宅するだけのホラゲーとかあったな最近

神ちゃまがやってるの見たけど違う意味で恐怖だなありゃ

あんな化け物に追われたら私失神するわ


ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ…


…………。

何か後ろから嫌な気配がするんだが…

気のせいか…？いやけど何か振り向きたくない

さっさと帰らねぇと…！

こんな話した後だから余計に怖ぇよ

ホラーは大丈夫だけど何か無性に嫌な気配がするからさっさと家に避難してぇ

小走りに家へと向かうが後ろからの足音は止まない

止まないってか何かでかくなって…つーか

増えてねぇか！！？

恐る恐る振り向くと後ろには…


「「「待ちやがれェェェェェェ！！」」」

『ギィヤアァァァァァ！！？』


先程気絶させた三人が鬼の形相で追い掛けて来ていた

気配の正体お前らかよ！！

ってか顔怖いし走るスピードが尋常じゃねぇ

脚力どうなってんだこいつら！！

Go Homeの悪夢を思い出しつつも全速力で家へと走り続ける

無理……っ！流石に……疲れて……あ、足が…！！

足吊ったあぁぁ……(涙)

駄目だこりゃ詰んだわ

足を吊った痛みでその場にしゃがみこんだ私に向かってスピードを落とす事なく向かってくる

頼むからそのスピードで突進だけはしてくんな

吹っ飛ばしたのは悪かったと思うけど吹っ飛ばされるのは嫌だ

しかしさっきまでの怒涛の勢いは何処へやら

追い付かれたと身構えていたのに手を差し伸べられた


土「何やってんだてめぇは」

『あ、いや…その……ありがとう』


土方の手を掴んで起き上がる

あ、足が……！

どっか座りてぇ…


沖「走りすぎて足吊るってどんだけどんくさいんですかィ」

『いや誰のせいでこうなったと思ってんだよ！！』

桂「まぁ怪我がないようで何よりだ」

『桂？私に命の危機を感じさせたのお前ら』


…とはいってもそんな私を三人は家まで送り届けてくれたしやっぱ憎めねぇ連中だわ

その後桂はあの二人に追われてたらしいが

因みにバイトは一旦御蔵入りになった

いきなり始めようとはせず気が向いたら…な

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