【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん［弐］

第65訓 ページ27

将「好きな動物……そうだな

動物はどんなものでも好きだが…強いて言うなら犬だろうか」

『犬かー…可愛いですよね！

好きな犬種とかあるんですか？』

将「御主は何が好きなんだ？」

『へっ？私…ですか？』

将「御主の好みを知りたい」


向こうからしたらほんの些細な質問なんだろうが何故か隣に座っていたお妙は冷やかしてくる


妙「やーねAちゃんったらモテモテじゃないの〜」

『お妙絶対酔ってるだろ』


言動がおばさんだぞって言おうと思ったけどそれは流石に私でも吹っ飛ばされそう

普段私には温厚だけど酔ってると何するか分かんねぇから下手な事言えない

前からも悪ノリで冷やかしてくるジジイがいるけどあれはスルーで

常にテンションが酔ってるから(偏見)


『私は……ポメラニアン…だな

小さすぎる訳でもないしあの毛並みを触ると癒されるから』

将「なるほど、ポメラニアンか…分かった」


分かったの意味が理解できず首を傾げるが酔っぱらい共がエスカレートしてきたのでとりあえずカット

もう語るのも面倒な位ヤバかった、酔い加減が

こうして何とか無事に終了した一日キャバクラバイト

酔っぱらい共がエスカレートしたとか言ったけど将軍はちゃんと城に帰れたらしい

まあ酔っててもちゃんとやる辺り流石真選組を手玉に取るだけある

そして後日、将軍が言ってた分かったの意味を思い知った


『え、何だあれ…？

玄関前に……しかも何か動いてね？』


起きてくるなり玄関前に布を被せた何かが置いてあった

形からするに多分ケースだろうが


神ちゃま「あれ？何それ」

『それが起きたらこんな所にあって…

お前のじゃないのか？』

神ちゃま「いんや？今回は何も頼んでないし」


よくアマ○ンで頼んでるからてっきり神ちゃまの物かと思ったがどうやら違うみたいだ

とりあえず置きっぱなしにする訳にもいかないし恐る恐る布を取る事にした

そっと布を剥がしてみれば出てきたのは…


「わんっ」

『…………え』

神ちゃま「あらま」


布の下から現れたのはゲージに入ったポメラニアン

真っ白な毛並みに円らな瞳

目が合うと嬉しそうに舌を出しながら尻尾を振っている


神ちゃま「へ〜めっちゃ可愛いじゃん

…およ？Aちゃん？

おーいカムバーック」

『…私元々猫派だったんだけどさ』

神ちゃま「うん」

『犬も悪くねぇよな』

神ちゃま「通訳：心撃ち抜かれた」


やかましい

…けどやっぱ


『可愛いな、お前』

「わんっ！」

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