【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん

第3訓 ページ5

「お姉ちゃん一人？」

「暇なら俺らと遊ばねぇ？」

「金、持ってるでしょ？」


ほらやっぱりな

クッッッソめんどくせぇ奴等来た

どうせ金目当てでやって来ただけだろう

適当に無いですって言って撒くか


『いえ、あの…私そんなにお金持ってないです…』


あ、今全然キャラ違うって思った奴いるだろ

言っとくけどこう見えて私は極度の人見知りだから初対面相手だと猫被るんだよ

初対面じゃなくてもだけど←


「とか言って〜

そんなナリしてんだからお嬢とかでしょ

それにその弓矢を持ってるんだし…」


げっ、この弓矢知ってる連中かよ！

てことはこいつら狙撃手？

金じゃなくて弓矢目当てか？


「だから俺らと遊ぼうぜ！」

「お姉ちゃんどうせ暇でしょ？」

『ちょっ、やめて下さい…

私急いでるんで…』


全然暇じゃねぇよ！！

お前らみたいな暇人と一緒にすんなっつーの！

私はこれから家探さないといけないのに

男達が調子に乗って肩やら手やらをベタベタ触ってくるのにうんざりしていると、

背後から低い男の声がした


「オイオイ、何か楽しそうにやってるとこ悪いんだけど御宅らうるさいよ？

何？喉からスピーカーでも出してるんですかコノヤロー」


！この声…私でも知ってるキャラだ

まさかこんな早くに主人公がお出ましするとは


「あ？誰だアンタ

俺ら今忙しいんだよ、あっち行ってろ」


まるでゴミを見るかのような目つきでしっしと追い払おうとする男達

現在進行形でナンパしてる奴等がよく言うぜ…

しかし銀さんは立ち去らず、耳を疑うような事を言い始めた


銀「あーわりぃ

そいつ俺の女なんだ、返してくれるか？」

『……は？』

「ﾁｯ、何だ男いたのかよ」


明らかに不機嫌そうに男達は立ち去った

それはそれで一安心なんだが…


『助けてくれてありがとうございます

でもさっきのは流石に冗談……ですよね？』

銀「あーアレ？

俺としては結構本気だったけど冗談って事にしとこう」


いやいや本気だったらそれはそれで困るんだけど！！

ま、まぁ結果的に冗談だから良いとするか


銀「そういやアンタ名前は？」

『え？あぁ、中野Aです』

銀「なるほど、Aちゃんね

俺は坂田銀時、万事屋やってんだ

何か困った事があったらうちに来てくれ」


うん、知ってる←

とは言わずに、何も知らないフリをして頷いといた

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