【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん

第14訓 ページ16

神ちゃま「確かこの辺りに…

お、いたいた〜」


神ちゃまの後ろをついて行くと、

其処には確かにお妙さんがいた

あと九兵衛とさっちゃん、更には月詠も


『へぇ…神楽以外の女ほとんど揃ってるじゃん』

神ちゃま「神楽がいないから多分万事屋は帰ったんじゃないかな」

『よし、なら行っても大丈夫だな

……あ、でも…』


どうやって話し掛けよう…

話したいとはいえ、接触はしてない

向こうからすれば初対面も同然だ


神ちゃま「まったくこれだからコミュ障は…」

『殺すぞおめー

私は別にコミュ障じゃねぇぞ』

神ちゃま「冗談冗談〜

俺はゴリラ嬢と面識あるから行っても大丈夫

普通に俺のお姉ちゃんだって言えばいいんだし」

『自分で決めた名前忘れてた奴がよく姉だなんて言うぜまったく…

ま、行くけどよ』


小さく息を吐き、

覚悟を決めた私は重い一歩を踏み出した

するとその瞬間、


神ちゃま「あ、さっきのお姉さんだー！」


え、何その子供キャラ

人の事言えねぇ位猫被ってて怖いんだけど


妙「あら、さっきぶりね！

えっと…お名前は何て言うの？」

神ちゃま「名前？えっと…

…………………中野神だよ！」


やっぱりこいつ忘れてた！

自分で決めたくせに忘れてやがった

何だよ今の間って絶対思ってるだろ皆…

しかし意外にも誰も突っ込まなかった


猿「誰この子？」

九「妙ちゃんの知り合いか？」

妙「知り合いって言ってもさっき知り合ったんだけどね

銀さんと喧嘩してた時に私の方について

一緒に銀さんをどついてくれたの」

月「なるほど、神は小さいのに頼りになる男なんじゃな」

猿「いや違うでしょ！！

銀さん！銀さんの身体は大丈夫なの！？」


どうせ大丈夫だろ

むしろしばらく大人しくしててくれ←


月「そっちの主は…」

『あ、私…』


神ちゃまを一瞥すると、ウィンクで返された

…自力で何とかしろってか


『…神の姉の中野Aです

その……宜しくお願いしま…す……』


緊張し過ぎて声が震えた

誰でもすぐ気付く位明らかにブルブルと震えていた

そこで神ちゃまは静かに目を閉じ、口を開いた


神ちゃま「お姉ちゃんは人見知りなんだ

だから今のは結構喋った方だよ

あ、でも慣れたらべらべら喋るしキャラ変わるから」

『おい何余計な事言ってんだお前』

猿「いやもう既にキャラ変わってると思うんだけど」


さっちゃんのごもっともなコメントに否定の言葉一つも出てこない

真選組の時と同じく、結局開き直った

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