【銀魂】逆ハーなんて平和の妨げ補正いらん

第21訓 ページ25

これはきっと神ちゃまが建てたフラグのせいだ

私はいつも通り買い物をしに出掛けた

そしたら急に誰かに視界を塞がれてそのまま誘拐されてしまったのだ

次に目を開けると、そこは見知らぬ部屋だった

見た感じ船っぽいが…

…船？

ちょっと待てよ

銀魂の世界で船と言えば、

心当りがあるのは鬼兵隊か春雨…

あとは坂本達がいる船だ

…最後だけは絶対ないな

だって誘拐するような奴じゃねぇだろ？

アホだけど良い奴じゃんアホだけど←

だとすると鬼兵隊か春雨のどちらか…

どっちにしても最悪には変わらない

下手したら殺されそう←

よっと……ア″ァ何で外れねぇんだよこの縄！！

ちっくしょ手首いてぇ…


「あ、やっと起きた！」


！誰かいる…！

でも聞き覚えのある声だ…


『誰だお前…』

威「俺は春雨第七師団の団長、神威

前から気になってたから連れてきちゃった」


やっぱりお前かァァァァァ！！

つか連れてきちゃったって可愛く言うなや

なんか腹立つから←


『何が目的だ』

威「君さ、春雨に入らない？」

『絶対嫌だ』

威「じゃあ俺の女になってよ」

『もっとやだ』

威「我儘だなぁ……殺しちゃうぞ？」

『ごめん謝るからそれだけはやめて』


こいつの殺すはガチだからそれだけは何としても避けたい

それよりも気になるのは…

神威に壁ドンされてる事

……ではなく

さっきから他の視線を感じる事だ


威「蔭で見てないで此方来たら？

シンスケ」


シンスケ？

シンスケ……晋助…………

……高杉？？

あ、やべ死ぬ←


高「くくっ……初めましてだな、中野A

俺ァ鬼兵隊の高杉だ

何故俺達がお前を此処へ連れてきたか…

分かるか？」


分かるか？

じゃねぇわ分かるかんなモン！！

こっちが聞きてぇわ何で連れてこられたのか


『知らねぇ、今言える事は早く帰してくれ』

威「無理だね

Aが俺の女になるってなら話は別だけど」

高「こいつの欲なんざどうでもいい

A、鬼兵隊に入らねぇか？

それとも……俺の女になるか？」

『いやこいつと何も変わってねぇじゃん』


命令形から疑問文に変えただけだろ

そんなに私が欲しいか顔だけ良いコンビめ←


威「ちょっとシンスケA取らないでよ

殺すよ？」


え？

殺しちゃうぞじゃなくて殺すよなんだけど

おちゃめさなんて欠片もない決定事項なんだけど←


高「やれるもんならやってみろ

ただしこいつだけは渡さねぇ」

『頼むから殺り合うなら他所でやってくれ』

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