検索窓
今日:14 hit、昨日:2 hit、合計:30,326 hit

助言 ページ49

「へー、そうなんだ」

「そうよ!それでね……ってきいてんの!?____死神!」

秀菜は行き場のない怒りを電話口に居る同業者の死神にぶちまけていた。

同時にきれいにカットされたリンゴを口にほおばっていく。

死神、といっても二代目。

だが、彼の性格も初代に負けないほどの冷徹さがあった。

「じゃあさ、壊しちゃえばいいじゃん」

「は?」

思わずリンゴにフォークを刺そうとした手を止め、眉間にしわをよせながらそう聞き返した。

「どういうことかちゃんと説明しなさいよ!」

「説明しろって言われてもそのまんまなんだけど……まあいいや、ようするにさ_________」

彼の口からは次々と彼女への助言(アドバイス)がでてくる。

全てそばのメモ帳に書き取ったあと、彼女は満足そうにリンゴを口に運んだ。

「いいね、いいね!サンキュ、あとでいくらかふりこんどいたげる!」

そういった彼女は向こうの返事もきかずに電話をきった。

電話の向こうでは死神がやれやれ、といいながらもまんざらでもない表情で耳からスマホをはなし、彼女に希望の値段だけをメッセージで送っていた。

「まったく、あいつもまだまだ子供だな。お前もそう思わないか__紅狐」

向かいのソファに座っていた青年に死神がそう問いかけると、青年は視線を死神に向け、こう答えた。

「______あなたも彼女もそう変わりなく思えますが」

それだけ言うと自分もか、と思いながら手元のナイフに視線を戻した。

お詫び→←恋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 銀魂 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まぷりる(プロフ) - あすほさん» すみません、間違えてました!教えてくれてありがとうございます! (2017年9月13日 21時) (レス) id: e47700b7da (このIDを非表示/違反報告)
あすほ - [宿題を忘れた時は....]の話の時の『性格』何ですが、”性別”だと思います。 (2017年9月3日 12時) (レス) id: da8cf40f99 (このIDを非表示/違反報告)
まぷりる(プロフ) - 桜美さん» ありがとうございます!桜美さんのおかげで頑張れそうです!笑 (2017年8月29日 22時) (レス) id: e47700b7da (このIDを非表示/違反報告)
桜美 - 初めて読んだのですが、すっごく面白いです!これからも更新頑張ってください! (2017年8月19日 11時) (レス) id: 50e6bfe089 (このIDを非表示/違反報告)
まぷりる(プロフ) - 銀魂妄想爆発ガールさん» ありがとうございます!タイトル案助かりました笑 (2017年7月26日 22時) (レス) id: e47700b7da (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まぷりる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maycry  
作成日時:2017年4月16日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。