元カノと嘘つきな侍さん 【暗殺教室】 【銀魂】

中学校、高校は一年の時から受験のことについて言われる ページ29

それが彼女の望みだというのなら。

それが彼女の願いだというのなら。

それが彼女の求めていることなら。

俺にはその願いをかなえる義務があるのだろう。

たとえこれが同じことの繰り返しだとしても。

否、最後の言葉くらい本音に変えてもいいよね。

「菫＿＿＿好きだよ。」

綺麗な紅が舞う中でこの声は彼女にとどいただろうか。



結局、この事件の犯人はみつからなかったということで事件は闇の中に葬られた。

それというのも俺が勝手に菫の遺体を墓の中に入れたからだ。

被害者の家族の人たちには申し訳ない。

そして事件から数日後。

俺は菫の墓参りに来ていた。

訪れたのは京都にある山能寺というお寺。

ここの住職の円海さんとお坊さんの竜円さんは昔少し事件でかかわったことがあるので少し事情を話すと快くお墓を用意してくださった。

優しく丁寧にお墓を洗い、線香を立てる。

彼女の墓に備えた花は近くの花屋さんで買ったミヤコワスレとカルミアという花。

持参の白い数珠を手に持ち、合唱して目を瞑った。

瞼の裏に様々な光景が浮かび上がる。

忘れてない。

忘れられるわけがない。

＿＿＿こんな私を許してくれますか。＿＿＿

心の中でそう呟き、目を開けた。

もう帰ろうと立ち上がると涼しげな風が吹き、雲に隠れていた太陽が顔をのぞかせた。

＿＿＿勿論ですよ。＿＿＿

そうきこえたのは気のせいだろうか。

＿＿＿全ての物には意味がある＿＿＿→←とにかく先生に反抗したい時期がたまにある

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