43話 ページ46
ブチャラティside
「しかし、やはりまずいな……」
今回ナランチャが取り逃がした敵は、したっぱから出た裏切り者だ。
しかも資料によると、そいつは催眠系のスタンド使いらしい。
まぁ所詮ごろつきだ。今回はうまく逃げられただけで"本体は"大したことないだろうが……
どちらにせよ、今はどこから襲ってくるかわからない。オレ達の身が危険なことに変わりはないだろう。
「とにかく、いつ敵が襲ってくるからわからない。この件が済むまで、各自二人以上で行動するようにしてくれ」
皆に呼びかけると、四人が頷く。
すると、ふと店員がこちらに向かってくるのが見えた。
「あの、A様。お電話が」
『えっ？……私にですか？』
店員に声をかけられ、不思議そうな顔をするA。
怪訝そうな表情を浮かべてから席を立ち、電話のあるカウンターへ向かった。
Aに電話か…
そういえば、電話番号を教えてもらったとき…電話はほとんど使わないとAは言っていた。
一体誰が、何の用で。
なんだかよくわからないが、胸騒ぎがする。
『ブチャラティ！！』
そう思った束の間、今まで聞いたこともないAの大きな声が店中に響いた。
心臓が、ドクンと鳴る。
椅子が倒れるが、オレはお構いなしにカウンターの方へ走った。
「…！！」
カウンターが見えた途端、勢いよくフォークが飛んでくる。咄嗟に避けたが、オレはその時悟った。
遅かった、と。
「どうしたブチャラティ…なっ！？」
後ろから駆けつけた四人も、Aの表情を見て固まる。
そんな中、アバッキオが静かに口を開く。
「……確か、敵は遠隔操作のできる催眠系のスタンド使いだったか」
「嘘だろ、よりによってAが狙われたのか！」
顔を真っ青にするナランチャ。だが、今は励ましている余裕はない。
「お前ら、ここを出るぞ！」
*…*…*…*…*…
幸運を運ぶ黄金の風キャラ
トリッシュ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョジョの奇妙な冒険」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (
レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - ニックネームさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！楽しんでいただけて、本当に嬉しい限りです(´`*) 更新頑張ります！ (2018年12月24日 1時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - いつもなんかブチャラティかっこよすぎてドキドキする。見てるこっちが酸素不足になりそう笑 本当にいつもドキドキするような話をありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 0時) (レス) id: 4f09a1f1a3 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - よりりさん» コメントありがとうございます！ こういった展開いいですよね、私も好きです笑 応援ありがとうございます、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします…！ (2018年12月19日 2時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れあ | 作成日時：2018年12月1日 16時
