番外編*クリスマス後編 ページ40
・
車を少し歩いた場所に止めたというので、ブチャラティと横に並んで歩く。
私はある事に気づいて悩んでいた。
プレゼントを貰ったのはいいのだが、私からは何もあげられるものがないのだ。
「……A？」
『……』
意を決した。
バッと彼の方を向くと、不思議そうに私を見ているブチャラティ。
『あの……耳貸して』
「耳？……ん」
ブチャラティは、少し屈んで私の方に耳を向けた。
今だ。
そっとブチャラティの頬に触れて、顔を近づける。
静かな夜空に、軽いリップ音が響いた。
ブチャラティの目が見開かれる。恥ずかしくなった私は、離れようと足を引いた
はずだったのだけど。
驚いた顔のブチャラティは、すぐに少し意地の悪い顔をして、私の後頭部を抑えた。
『……っ！？んぅ、っ』
「……は、っ」
少し長めのキスに、頭がとろけそうにふわふわとする。
「こんな所で、そんな顔するんじゃあないぜ…急にどうしたんだ？」
『あ……え、と…クリスマスプレゼント、何も用意してなかったから……ちょっとリップサービスといいますか』
してやられてしまったので、プレゼントとは言いがたくなってしまったが。
気恥しさに目を逸らしながらそう言うと、ふっとブチャラティが笑った。
「最高のプレゼントだったぜ、ありがとう」
そう言って心底嬉しそうに笑ってみせたブチャラティに、私はただただ顔を真っ赤にすることしかできなかった＿＿
*…*…*…*…*…
幸運を運ぶ黄金の風キャラ
トリッシュ
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林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (
レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - ニックネームさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！楽しんでいただけて、本当に嬉しい限りです(´`*) 更新頑張ります！ (2018年12月24日 1時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - いつもなんかブチャラティかっこよすぎてドキドキする。見てるこっちが酸素不足になりそう笑 本当にいつもドキドキするような話をありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 0時) (レス) id: 4f09a1f1a3 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - よりりさん» コメントありがとうございます！ こういった展開いいですよね、私も好きです笑 応援ありがとうございます、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします…！ (2018年12月19日 2時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れあ | 作成日時：2018年12月1日 16時
