24話 ページ24
「……わかった、言うつもりがないなら仕方ないです。僕、いいこと思いつきました」
『え？』
いいこと……？
まさか、拷問みたいな……！？ギャングだし！！
私がゴクリと息を飲み込むと、身を乗り出していた皆が席についた。
フーゴが、ジッとこちらを見つめてくる。
「学校の関係者にいますか」
『え？いや…』
突然、よくわからないことを言い出す。
あぁ、と皆が頷いた。何…なんか怖い
「では、僕たちのチームにいるんですか？」
……
『…いな、い』
「わかりました。じゃあ、僕ですか？」
え、何どういう質問…？
『ちょ、ちょっと待ってよ……今いないって』
「じゃあ、俺か？」
ミスタが聞いてくる。
ダメだ、全然聞く気ないぞこの人たち。
「アバッキオ………ナランチャ？」
チームにいる人の名前を呼ぶってことは……つまり。
『っ、ちょっと待って！』
皆が一斉に口を開く。
同時に少し、口角が上がった気がした。
「「「ブチャラティ？」」」
『……』
膝の上の拳を、ギュッと握りしめる。
「分かりやすいですね、A。」
何でバレバレなんだ！！
そう思った時、玄関からガチャリと音がした。
「おめでとう…は、はやいか。後は頑張れよー！」
ミスタがそう言って席を立ち、私の肩にポンと手を置く。
『え？』
「ナランチャ、オレンジジュースとアイス買いに行きましょう」
ばっ！と飛び起きるナランチャを引き連れて、フーゴも席を立った。
『ちょ、ちょっと待って！？どこ行くの！？』
「ブチャラティ、中にAがいる。話があるそうだ」
え。
『アバッキオ……まっ、待って皆！』
焦っていると、ソファーの背後からブチャラティの声がした。
「Aが…？どうした？」
彼の声がすぐ後ろで聞こえ、思わず肩がビクリと跳ねる。
も、もうこうなったら腹を括るしかない……！
『……ここ、座ってくだ、さい』
私は、自分の隣をトンと軽く叩いてそう言った。
*…*…*…*…*…
幸運を運ぶ黄金の風キャラ
トリッシュ
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林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (
レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
林檎凛子(プロフ) - 最近アニメ見て、ブチャラティ見て、最初に思ったことが、｢占ツクに行かなきゃ…(使命)｣でした…(笑)そこでこんな素晴らしい作品に出会えて感謝しかないです。ホント。好きです。これからも頑張ってください。そして絵がお上手で憧れます (2019年1月6日 20時) (レス) id: 49cb444d15 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - ニックネームさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！楽しんでいただけて、本当に嬉しい限りです(´`*) 更新頑張ります！ (2018年12月24日 1時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - いつもなんかブチャラティかっこよすぎてドキドキする。見てるこっちが酸素不足になりそう笑 本当にいつもドキドキするような話をありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2018年12月20日 0時) (レス) id: 4f09a1f1a3 (このIDを非表示/違反報告)
れあ(プロフ) - よりりさん» コメントありがとうございます！ こういった展開いいですよね、私も好きです笑 応援ありがとうございます、とても励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします…！ (2018年12月19日 2時) (レス) id: 91035ceaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れあ | 作成日時：2018年12月1日 16時
