保護者役、任されてます。【二口堅治】

26. 歩くのは疲れるね ページ27

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ーﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ!!!!ー








｢……んんっ…｣









ーﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ!!!!ー








｢……ｩｩｳ…｣








ーﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ!!!!ー







｢A！！朝だぞ〜！｣






｢…ｳﾞｳﾞｩ……おはよ…｣







おじいちゃんに布団を剥がされて、寒くて一気に目が覚めた。







時計を見れば朝の4時。良い子はまだ寝てる時間じゃん…







鳴り続ける目覚まし時計を止めて、洗面所まで寝ぼけながら洗顔をして、割とテキパキと身支度をした。






あ、ちなみに私は朝ごはん食べない派です。眠過ぎて食べる気力なんか無いから…






おじいちゃんにはいつも食べろって言われてるけど朝からそんなに食べれないっす…







丁度服を着替え終えて支度が整った時、にろちゃんが家に迎えにきた。






｢おじいちゃん、私行くね〜。また後でね。｣






｢おう、また後で会おうな。行ってらっしゃい。｣






外に出ると、にろちゃんが荷物を持って壁に寄りかかってた。




そうか今日は荷物があるから自転車じゃなくて歩いて行くのか…だるいな……






｢おはよ〜。｣






｢おはよ。ちゃんと起きれたじゃん。｣






｢目覚ましかけてたし、おじいちゃんが起こしてくれた……｣






｢なるほどなw｣






いつも自転車で通る道を、2人で歩いて行くうちに段々空も明るくなってきた。






｢合宿所までバスでどのくらいだっけ？｣





｢2時間くらいじゃなかったか？｣






よし、バスに乗ったら即寝よう。





そう心に決めて私は頑張って既に疲れている足を動かして学校まで歩いて行った。

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