【stpr】桃宮家の日常２

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Aside




『おはよ〜』


文化祭から１ヶ月が過ぎ、私とさとみさんは付き合い始めた。



モブ女1「あ、Aちゃんおはよ〜」



モブ女2「知ってる？さとみ転校したの」



『え』



知らない。



伝えられてない。



少なくとも昨日までは隣の家に居たはず。



朝はバタバタと音はしてないし...



モブ女2「え？Aちゃん？！」



無意識にさとみさんの家の扉の前で立っていた。



インターホンをのボタンを押す。



すると、扉が開く。



さ「な、なんでいんの？」



『なんで教えてくれなかったの？』



さ「......今朝、母さんに言われて...父さんと話がついたって」



『教えてよ...』



引っ越すこともショックだけども、



教えてくれなかったのが何よりもショックだ。



『どこに引っ越すの？』



さ「実家に帰る」



『...そっか』



多分遠いのだろう。



『もう......会えないね』



好き、好き好き好き好き好き好き好き好き。



大好き。



『さとみさん...会えるかな？』



さ「多分...無理だと思う」



『そっか...そっか』



涙がこぼれる。



止まりはしない。



『好きだよ...さとみさん』



さ「俺も好き...連絡はできるから、また話そ」



『そうだね...便利な時代』



さ「好きだよ」



『うん』



さ「じゃあ...俺行くね」



『...バイバイ、また会う日まで』




〜ーーーーーーーー〜





、








、








、






『あ.........』



さ「よ、また会ったな」

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