俺、あいつんとこに泊めてもらえるみたいです。

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Ki side



｢あ〜今日も働いた〜｣


家に着くなり襲ってきた睡魔と戦いながら風呂場を目指す。

最近はサウナに行けてないから、家での風呂の時間が何よりの楽しみだったりするんだよなぁ。


ピッピッ…


風呂が沸くまでの20分間、俺はいつも、録り溜めしておいたバラエティをチェックしてる。

今日は結構前のキスマイレージを観よっかな…


｢なんだ、藤ヶ谷さん…｣

｢………｣


ピッ。


ちょっと待てよ。この時もこんなに反応薄かったっけこいつ。普通メンバーが自分のとこ来たらなんか反応するだろ！？なのに、｢………｣ってなんだよ！


最近は極端に距離取られてるとは思ってたけど、最近 “ は ” じゃなくて、最近 “ も ” じゃねえか！！


｢はぁ…ったく、あいつはどうせこんなちっせえこと覚えてねえんだろうなぁ｣


ピピッピピッピピッ。


ありゃ？なんかいつもと違くねえ？


｢なんだなんだ。今日は “ お風呂が沸きました ” って言ってくんねえのか？｣

いつもと違う音と聞こえない音声に違和感を覚え、風呂場に駆けつける。


…なんか赤いのピカピカしてるけどなんでもねえよな？初めてこんなとこ光ってんの見るけど大丈夫だよな？


赤く光るランプの隣には、 “ 修理 ” の文字が見えた。


｢うわ…さいっあく…｣


よりによってなんで今日なんだよ…湯船に浸かって疲れを癒したかったのに…てゆうか、こんなの初めてんだけど…


なんか、俺ん家の風呂壊れたんだけど…

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