俺、あいつんとこに泊めてもらえるみたいです。

今日も ページ20

Ki side



｢みつ早くしてー｣

｢おー、今行くー｣


今日もマネージャーの車でみんな家に帰る。藤ヶ谷の車は今日もここに置いていくんだって。


｢今日はこのままご飯行くからー｣

｢飯か…飯！？｣

｢あれ？みつ…あ、あの時いなかったもんなー｣

｢今日7人で飯行こっていう話になってたのよ。｣

｢ふーん…たまにはいいかもな！｣

｢お、珍しく乗り気じゃん！みつも行けるからこのままいつものとこ行こ！｣


本当はこのまま家に帰りたいとこだけど、こんなに楽しそうに話してるメンバーみたら、そりゃ俺だって行きたくなるわな。


｢よし、今日は俺の奢りだ！｣

｢まじ！？みつの奢りー！｣

｢きたみつゴチになります！｣

｢宮田は自分で払えよー。｣

｢え！ひどい！｣

｢うそうそ、気にせずいっぱい食えー！｣


店に着くと1番奥の個室に案内される。いつも来てる店だから、そういうところスムーズで助かる。


｢色々お疲れ様！かんぱーい！｣

宮田の音頭で7人のグラスがぶつかる。いつもならぐぐっと一気飲みしてるとこだけど、今日は俺の奢りだから少しセーブ。ちょっとずつ喉を潤す程度で流し込む。

乾杯の後は、みんなでいろんな話をした。

7周年迎えてどう？とか、花火やった？今度みんなでやろっかとか、キスブサの先生役の時やばかったよねとか。

みんな段々酔ってきて、ウトウトしてるやつもいれば、ゲラゲラでかい声で笑ってるやつもいる。すると藤ヶ谷が突然立ち上がって、グラスを持って俺の隣に座ってきた。


｢お？藤ヶ谷今日は飲んでるじゃん。｣

｢久しぶりにね〜飲もっかな〜って。｣


ふふふっと笑いながら空になりかけてるグラスの中身を一気に飲み干した。今日はこいつも相当酔ってるらしい。

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