俺、あいつんとこに泊めてもらえるみたいです。

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Ki side



出前を一通り食べ終えて、交代で風呂に入る。その後は、この前観た問題のシーンについて熱く討論したり、今日の仕事のこと話したり、いつもの楽屋みたいに過ごした。


｢ふぁ…うわ、もう1時じゃん…｣

｢そろそろ寝ますかー｣


時間も時間だし、明日も7人でシングルの打ち合わせがあるから、朝から稼働しなければいけない。

ん…？あれ、でもさっき使っていいって言われた部屋にはもちろんベッドなんてなかったし…これから2週間はソファだな。前にソファで寝た時、次の日体ガッチガチでしんどかったんだよな…まぁ、泊めてもらってる側だし、ソファで寝るしか選択肢ねえんだけど。


｢藤ヶ谷ー。｣

｢んー？｣

｢タオルケットとかなんかねえか？｣

｢何？え、北山どこで寝んの？｣

｢どこって、ソファ以外なくね？｣

｢え！？あの部屋にベッド…｣

｢なかったです。｣

｢あ…え、でもソファはしんどいだろ。｣

｢まぁ、俺は別に大丈夫だし。｣

｢いや、なんかわかんないけど申し訳ないわ。｣

｢わかんないってなんだよ…｣


俺がそう言うと、藤ヶ谷は眉間に皺を寄せて考え込んでしまった。

ったく、俺が大丈夫だって言ってんだから、ソファで寝かせろよな！大体、ソファ以外で俺にどこで寝ろって言うんだよ…。


｢あ、わかった北山。｣

｢何が。｣



｢北山も、俺のベッドで寝ればいいんだよ。｣

｢あー…って、ええ！？！？｣

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