【ツイステ】スペードの幼馴染野郎の逸話【男主】 (ページ6)

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悪戯魔法05 ページ6

「えっ！？あれ食べたのか！？」

部屋にいても暇だし、と俺とアリババは再び談話室に降りて行った。
まだカリムは談話室で寛いでいたらしく
先ほどのクッキーの話をしたら妙な反応があった。その反応に俺よりもアリババの方がぎょっとしており
「もしかして毒！？」なんて勢いよく聞いていた。
おいおい、まさか…

「いや毒とかではないし、そう言うことに関してなら人身無害なんだけど…」

とカリムは歯痒そうに言う。「人畜無害な」と俺が突っ込めばカリムはヘラっと笑って「そうとも言う」なんて言う
。
こいつシリアス顔できないんじゃないか、ってぐらい空気的には神妙なのにヘラヘラと笑っていた。
つかなんだったら食べた本人はけろっとしており
隣にいるルームメイトの方が発狂寸前だから
多分俺もそこまで危機感ないのかもしれない。

「結局アレなんだったの！」

バン！とアリババがテーブルを叩いてカリムに聞くと、カリムはまぁ落ち着けって。といいながらまた締まりのない笑みを浮かべて答えた。

「あれ。今２年の間で流行ってる悪戯用の魔法道具なんだよー」
「魔法道具？」

俺が繰り返しにそう言えば、カリムはコクリとうなづいて答えた。
「いつから効き始めるかはわからないけど
あれば身体が一時的に女になる悪戯アイテムでな。
三年の先輩が作ったやつみたいなんだ。
それが今２年の中で流行ってて、知らない間に食べさせて女子にさせるってやつみたいだぞ。」

俺の部活の奴もそれ食っちゃって女になってたから間違いない！っと言い切ったカリムに今度は俺の方が慌てた

「えっ、それっていつまで続くの？」
「効果が出てから24時間だって。
でもいつ発動するかはわからないから、実際不発もあるらしい。」

ま、せいぜい頑張れよ！とカリムが言った。