疑問を持っただけなのに (ページ9)

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八疑問ページ9

雲雀さんが資料を探しているのを横で一緒に探す
ちなみにこの資料たちは雲雀さんが教師たちを脅して出させたものだ

あ！！

『雲雀さん、ありました』

そういうと雲雀さんに私が見つけた資料を見せる
それは、確かにこの学校に根津銅八郎が在籍していた証拠だった

「...４０年前のものだね」
『ですね。これから４０年前の生徒の進路資料をあさりたいんですが』
「いいよ、必要なら僕の名前を使ってほかの物を調べてもいい」
『いいんですか？』
「くどい」
『ありがとうございます』

許可が出たので構わず資料を漁ることにした
そしたら物の数分で奴が実は五流大学卒業ということにまでありつけた

いや、自分でも情報収集能力はあほほど高いのは知っていたけれども
凄いな自分

この情報収集能力は雲雀さんも意外だったらしく少し物珍しそうにへぇとつぶやいていた

『これが調べた結果です。どうされますか？』
「勿論、出ていかせるさ。僕の並盛中に無能な嘘つき教師はいらないからね」

資料を片手にどこかに行く雲雀さん

私は置いてけぼりだけれどすっきりしたので構わなかった

教室に帰ってあとから聞いた話だけれど
あの後グラウンドから根津の学生時代のテストがカプセルの中から出てきたらしく

その成績は沢田君も顔負けのひどい成績だったらしい

「さ、崎原さん！！」
『ん？』
「あの後、雲雀さんから聞いたんだ。崎原さんも根津の情報収集に手伝ってくれたんでしょ？」
『あぁ、そのこと？私があいつのことだいっきらいだっかからやったことだし』
「それでも、ありがとう」

どこか可愛さすらも感じるへにゃっとした笑顔に
全力で調べてよかったなと思って心がほんわかした

『ふふっどういたしまして』
「俺も結果的にはてめぇに助けられたようだしな…。まぁ、感謝するぜ」

まさか獄寺君もお礼を言ってくれるとは思わなかったからめっちゃ驚いた

『どういたいしまして、よければ今度イタリアの観光によさそうなところ教えてね』
「おう」

意外と仲良くなれないだろうなと思ってた人物とも仲良くなれたから大収穫！！

そう思っていた