疑問を持っただけなのに (ページ17)

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十六疑問ページ17

あれから2日後には綺麗さっぱり元の応接室に戻っていた

いやなんでなん。

確かに建物作るのに比べたら全然空いた穴は小さいからなんてことないんだろうけど、それでも早すぎるってばよ

…やっぱり「風紀委員」と「雲雀恭弥の命令」だからみんな必死こいて回したのかな

なんかすみません……副委員長にいってまきで修理してもらった分のお金弾むようにしてもらった

そんな私が今していることは……

「ほら、さっさと選びなよ」

『……あの、雲雀さん

これはもはや校則どころか普通に犯罪では？？』

私の目の前にあるのは数種類の武器

鉄バットにメリケンサック
日本刀に数種類の剣、果てには銃までいくつか揃えてある

「僕が許可したんだから平気だよ。」
『んなわけあるかい』

「……君、本当に図太くなったよね。いつから僕にそんな口の利き方していいほど偉くなったの？」

『すみません、本心が口が滑り落ちました。拾っときますね』

流石に馬鹿しすぎたようだ。軽く殺気を放たれてしまった

んー……って言ってもなぁ。武器を選ぶったって

『大体、武器の所持は雲雀さん自身が「僕以外の武器の所持は許さない」って言ってるじゃないですか。』

「その僕が許可を出しているんだ。問題ないよ」

……もういいや、これ突っ込んでる方が疲れるヤツ

えー、でも犯罪者になりなくないからなぁ
持っててもなるべく不穏にならないやつ……

「言っとくけど、下手なの選んだら咬み殺すから」
『……エスパーですか？分かりましたよ』

えー……？？

なんとか頭をひねりながら武器の一覧を見てみるといいものを見つけた

『……これにします』

そう言って私が手にしたのは鉄扇
ただ普通の鉄扇じゃないことは何となくわかった

『これ、ただの鉄扇じゃないですよね？』
「よくわかったね。少し、仕掛けがある上に特別な材質で作り上げられているらしいんだ」

『仕掛けですか？』
「僕は何も知らないよ。折角だし自分で見つけてみたら？」

適当だなあこの人、大体なんだって私に武器の所持を認めたんだろう

副委員長とかはまだだろうに

「ほら、早く構えなよ」
『ッ？！』

急にトンファーで攻撃を仕掛けられた
咄嗟に手に持ってた鉄扇で受け止め、流して距離をとる

なんで？！急すぎる！

「なんのために君に武器を与えたと思ってるの？ほら、早くやろうよ」

最初からこれが目的かぁ！！

勿論、この後はこれ以上ないくらいしばかれた