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あったけぇな… ページ32

私と晋助は外に出た






といっても、船の上だけど

晋助がいつも…1人で満月を見上げている場所、
いまはその隣に私がいる









高杉「…銀時に…会ったんだってなぁ…」




貴方「…う、うん…私たちを…助けてくれたよ」




高杉「…何を聞いた」





貴方「………寺子屋でのこと…仲間のこと…

左目のこと……先生のこと」








高杉「……そうか…」





貴方「…ごめんなさい、無理に聞こうとして…
…勝手に聞いちゃって…」








高杉「…謝るこたぁねぇ…いつも黙ってる俺が悪ぃ」









え…









なんでそんな…そんなこというの…

ずるいよ晋助…

こんな時に、そんな言葉…









貴方「晋助はっ…悪くないよ!!」




高杉「…だったらおめーも悪くねぇだろう」




貴方「……」





高杉「……嫌いになったか」





貴方「な、なにそれ、なるわけないじゃんっ…
何言って…ーーーー



…!!」



















突然、腕を引っ張られて


晋助の両腕に包まれた









貴方「…しん…すけ…?」







高杉「…あったけぇな……」









貴方「…っ…」









私の耳元で、そうささやく晋助




私を抱きしめる腕に、キュッと力がこもる





晋助のぬくもり…





どうしよう…

こんなにも密着していると…私の鼓動の高鳴りが
晋助に届いてしまいそうだった









高杉「…俺ァ、お前が思ってるほど
強くなんかねぇ…」







貴方「…晋助…」








高杉「お前にすべてを話せなかったのも…
お前が…お前が俺から…

離れていくのが怖かった…」







貴方「…」









そう言うと、晋助は黙り込んでしまった








晋助が、そんなこと言うなんて…








あんなに強くて、たくましいはずの晋助が…



今は、とても儚くて…









高杉「俺ぁ…もうお前なしではいられねぇ…」







貴方「っ…」









…初めて聞く晋助の真っ直ぐな気持ち…









高杉「だから…


どこにもいくな…船を降りるなんて…
言うんじゃねぇ…」









晋助…

お前が好きだから→←ちょっと付き合え



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設定タグ:高杉晋助 , 銀魂 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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雅治 - 素晴らしい作品をありがとうございます!とっても面白かったっす! (2020年3月27日 16時) (レス) id: a7c38bee12 (このIDを非表示/違反報告)
B.A.D.寄りの虹色ジャス民(プロフ) - めっちゃキュンキュンしました〜ありがとうございます (2019年12月12日 19時) (レス) id: 544b7ce66d (このIDを非表示/違反報告)
侑花 - 高杉ファンにはたまらんですね!面白かったです! (2019年3月13日 6時) (レス) id: e9f436c148 (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - 普段見れない晋助の甘さにとてもドキドキしました! (2018年9月19日 21時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)
aira0426(プロフ) - 晋助様に愛されすぎていつもドキドキでした!次回作も凄く楽しみにしています(^^) (2018年6月14日 18時) (レス) id: 5a16872a18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シズク | 作成日時:2018年5月13日 0時

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