高杉晋助に愛されすぎてます3

なにコソコソしていやがる ページ3

幸久「…にしてもデケェ船だな…」

独り言を呟きながら
誰もいない艦内の廊下を一人で歩く幸久


幸久「…一体どこに向かってんだか…

……！！」

何かに気づき
慌てて足を止めて身を潜めた


幸久(三つ編みと…A…)


近くでAと神威が話す声が聞こえて
慌てて隠れた幸久


幸久(…てか、なんで隠れてんだ俺…)


隠れたままじっと二人を見つめる



幸久(……仲良いよな、あいつらやっぱできてんのか？
なに話してるか聞こえねぇ…

でもあの女…高杉晋助の女じゃないのか？

……分からん…！！)


幸久が考え事をしながら二人を見ていると…





ふいに、Aと神威の顔が重なった



幸久(げっ！！！！)




そしてそのあとは神威がAの手を取って、
手を繋いだまま二人で歩いて言った


幸久は慌てて飛び出して二人の後ろ姿を見続けた


幸久「う、嘘だろありゃあき、き、キッ…」



高杉『なにコソコソしていやがる』



幸久「おわっ！！！」



声のする方を慌てて振り返ると、そこには



幸久「高杉晋助…」


高杉「……なんだ、またなんか企んで俺の首でも
取ろうってか」



幸久「べっ…別になんも企んでねぇよ！！
ま、まぁ、お前の首ならいつでも狙ってるけどな！

…はっ！！」


高杉「…あ？」



幸久は二人のことを思い出し
不自然な動きで高杉の視線を遮った

高杉「…なにしてんだ」

幸久「…イヤ、何にも…」



幸久(あの二人は…もう行ったか…危ねぇ
あんなところ高杉晋助に見られたらどうなる
ことやら…


って、なんで俺がこんな奴らの三角関係の
こと気にしてんだよ！
しかも高杉晋助に関しては超どーでもいっつの！！！)


高杉「…どーせ暇してんだろ
ちょっと話がある、付き合え」





幸久「…は、はあ？」

ほっとけねぇんだよ→←かわいいところ♪

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