37緊張の朝 ページ37
「………。」
一睡もできなかった。
身体は疲れているはずなのに、目を閉じても
全く寝れる気配がしなかった
勝己が…起こしに来る…そんなことを
考え出したら…寝れなくなってしまった
どれだけ意識してるんだ…わたしは……
準備をするギリギリまで目をつむって眠ろうと
試みたがそれは叶わず、ガチャンッと
家の鍵が開く音が聞こえ、慌てて起き上がった
「…………き……きたっ」
てゆうか、勝己が来る前に起きることなんて
今までなかった…どんな風にいつも部屋に入って
きて、私を起こして……
やばい…ドキドキが…顔も火照ってきて…
おさまれっ……おさまれっ……
遠かった足音がだんだん近ずいてきて
バァンっと荒々しく私の部屋のドアは開けられた
「…っ…」
「てめぇ！！起きやがれ！！
毎度毎度いつまで寝てやがんだ！！クソが！！！」
「……………」
「……あ？？なんで起きてんだよ」
開けられたというより、乱暴に蹴り飛ばされた
勝己はベットに腰掛けるわたしをみて、
キョトンとしている
「……な、なんで起きてんだよっていうか…
そんな乱暴にしないでよばか！！！なに！
いっつもそんなふうに私の家荒らしてたわけ！？」
「荒らしてねぇわ！！つかそもそもてめぇが
起きねぇからこーなんだろーが！！
文句言うんじゃねぇ！！！」
わたしの睡眠時間かえせ。
そう思った。
いつもの言い合いがはじまって…
「勝己が乱暴なのをわたしのせいにしないでよ！
てか女の子の部屋の扉蹴っ飛ばして入ってくる
なんてありえないからぁ！！！！」
「ああ！？やんのかてめぇひねり潰すっ…！！」
いつもの喧嘩…いつもの事…
わたしは勝己の胸ぐらを掴んで睨みつけると、
顔を近ずけてきてわたしより鋭い目付きで
睨み返してきた
「っ……」
「……！」
顔を…近ずけてきて…
「………」
「……あ？」
わたしは黙って俯いてしまった
すごい不自然だよね
だって…ちかい…勝己の顔が……
思い出してしまう…あの時の…き…き…ーー
「う！！」
急に、頬を掴まれて無理やり上を向けさせられた
じーっと私を見つめて離さない勝己
だめだ、わたし顔が赤い…
勝己の手に、この熱が伝わってるよね
「…か…かつ…き…？」
「……寝癖直してさっさと飯作れ、腹減った」
「…え？あ…う…ん」
あれ？
勝己は…普通だ…
もしかして、あの出来事って夢だった…？？
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
