25漢なら ページ25
「爆豪っ」
「…切島」
翌日、雄英高校にて、
昼の休憩時間に切島が爆豪に声をかけた
「こんな所で1人で何してんだよ、黄昏てたんか？」
そう言って爆豪の腰掛けるベンチの隣に座った
校内で人が少ない静かな場所だ
「んなんじゃねぇよ」
「にしてもA、いいやつだな、超かわいいし、
さりげに気使ってたしな、俺らに」
「……」
「あんな子が幼馴染なんて羨ましいわ、
てかもしかしてお前、あの子
にも暴言とか吐いたりしてねぇだろう…」
「うっせーな！関係ねぇだろ！！つか
何が言いてーんだよっ！！」
「爆豪…お前…」
「なんだよ」
「……好きなんだろ、Aのこと」
「…………………」
「…ん？」
「………は？」
「いやなんだよその間！！」
「…………」
黙り込む爆豪
それを見た切島はお腹を抱えて大笑いしだした
「…て、てめぇ何がそんなにおもしれぇんだよ
そのまま笑い死ね！！」
「あっはっは、だって！お前、
超わかりやすいのな！！ぶっはっはっは！！」
「っ………なんのことだぁあぁん！？」
「…おま、だって顔赤……可愛すぎだろ！！！」
「切島てめぇ………」
もういいわ！うぜえ！！と言ってその場を離れ
ようとする爆豪
「おい、ちょいまち爆豪！悪かったって！
そんなこと言いに来たんじゃねえんだよ！！」
「てめぇと話すことなんざねえ」
切島を無視して歩いていく爆豪
そんな爆豪の後ろ姿に声をかける切島
「もっと素直になれよ！！別に気ぃはることじゃ
ねーだろ！なぁ！」
「………」
その言葉に足を止めた
「…大声出すな」
「わり、でも、お前見てたらすぐ分かるぜ、
きっと昨日いた上鳴も轟も気づいてると思う
もしかしたらクラスのみんなも」
「……」
「おめぇが俺たちにそんなこと相談してくるなんて
思ってもねぇけどよ、だから勝手に言わせてもらうわ！」
「……」
「漢なら惚れた女は悲しませんな！
変な意地張ってねーで、素直になれ！」
「…」
「そんだけ！時間取らせちまったな！」
そう言って、足を止めた爆豪の肩に手を置き、
その場を去っていった切島
「…クソ」
爆豪は胸に手をやり強く拳を握った
……認めたくなかっただけなのかもしれねぇ
認めちまったら、そのことで頭いっぱいで
なんにも手がつけられなくなっちまう
気がしてた……
だけど、違ってたわ……
認めなくても
もう俺の中はあいつのことで
頭いっぱいになってやがった
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
