26慣れないメール ページ26
“漢なら惚れた女は悲しませんな！
変な意地張ってねーで、素直になれ！”
自分のベットに寝転んで天井をぼんやり見た
切島の言葉が頭から離れねぇ
あいつの言葉を、否定出来なかった
“好きなんだろ、Aのこと”
全部…否定…出来なかった
認めたくなかっただけだった
認めたら、あいつのことで頭いっぱいで、
いつまでも同じ関係なのがもどかしくなるだけだろ
だけど認めなくてももう、あいつのことを
考えちまう、意識しちまう
あいつのことになると、
どうしようもなくムカついちまう
あいつが俺のこと、なんとも思ってねーんだと
思うと、ムカついちまう
俺は…あいつのこと…
「……すき……」
ポツリと呟くと、少し気持ちが軽くなり、同時に
胸のあたりがすげぇ締め付けられた
「…がらじゃねぇ…クソが」
横になると、ケータイに目がいった
…PM10:00…
まだ起きてんのか、あいつ…
･
「ん？勝己？」
ベットに横になってぼーっとしていると、
勝己からメッセージが来た
「…珍しい、なんだろ…」
『起きてんのか』
「……ど、どうしたんだろ」
私はすぐに返事を返した
･
『どうしたの？なにかあった？』
『なんもねぇわ』
『え、なによ！？？』
「……」
俺ぁ何してんだクソがっ！！！
Aとのメッセージのやりとりを見て、
もだえながは枕をぼふぼふと叩く爆豪
クソ、ふざけんな！まじ調子くるうわ！！
返信はせずにポイッとケータイを投げ
ベットに寝転がり仰向けになった
すると再び返信の音が鳴った
「……」
ケータイを手に取り返信を確認する
『日曜楽しみだね勝己』
「………」
んだそれ…楽しみでもなんでもねぇわめんどくせ…
“素直になれ！”
「………」
切島の言葉……
「………くそっ…」
適当に返事を送って、
再びポイっとケータイを投げ目を閉じた
「…クソあちぃ」
もし、
この気持ちが本当なら…
日曜…あいつに…ーーー
･
「…え…」
勝己の返事を見て唖然とした
『そうだな、寝坊すんなよ、おやすみ』
「……こんなこと…絶対言わない…」
いや、でも勝己だよね、勝己じゃないけど勝己だ
おやすみ、とだけ送ってケータイを置いた
「…なんか、あつ……」
…わたし、やっぱり勝己にドキドキしてる
意識してる…この気持ちって……
水族館の日に…確かめよう…
勝己はわたしを…
どう思っているのか…
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シズク(プロフ) - きっこさん» きっこさんありがとうございます！(；；)続篇に移りましたが頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2018年7月26日 8時) (
レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
きっこ - 話の展開が気になりすぎてヤバいです！毎回更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年7月25日 18時) (レス) id: 18af6740d4 (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - おかさん» ご指摘ありがとうございます、以降、気をつけます…。 (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
シズク(プロフ) - 琉唯さん» ありがとうございます！頑張って面白い話考えますので今後もよろしくお願いします！！(^O^) (2018年7月15日 23時) (レス) id: 6007a626ed (このIDを非表示/違反報告)
おか - ２１ページの緑谷が緑屋になってます (2018年7月15日 20時) (レス) id: 6bb468f785 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シズク | 作成日時：2018年6月30日 16時
