鳥海さんちの妹さん 4！

バレる妹 ページ27

スタジオの片隅。そこでスマホ片手にニヤつく1人の女性。

『へへ...へへ...』

綺麗な顔をしている分恐怖が増す。

そこに近づく女性の兄。

｢気持ち悪いんだけど。なにしてんの？ゲーム？｣

『お、お兄ちゃん!?いや、なんでもないです、はい！』

突然現れた兄に慌てスマホを隠す妹。

｢隠した。怪しいね〜？A？隠すって事はゲームじゃないね？出せ。｣

優しい笑顔な分怖い。

『いや、ゲームだから、』

｢と〜った♡｣

『お兄ちゃんかわ...はっ！しまった！』

目を逸らした隙にスマホを取られる。

こんな時でも兄オタクは止まらない。

｢何を見て...はっ？｣

画面を見て固まる兄。

『やべっ...』

｢A。これは何？言え。｣

『お兄ちゃんです...』

｢それはわかるよ。どう見ても俺だもん。いつ撮ったの？｣

『...この前の、打ち上げの時です...』

｢ふーん？で、ここには4枚あるね？2枚はAが撮ったんだろ、どうせ。問題はあとの2枚。Aも見切れてるから他の人が撮ったんだよねぇ？誰が撮ったの？｣

『それは言えn｢吐け。｣前野くんです！』

｢...あいつAに弱いから...｣

『何？お兄ちゃん』

｢なんでもない。あとはないよね？｣

『...ないです』

｢間があった。言え｣

頬を摘む兄

『録音がありましゅ...』

｢撮ったのはA？｣

『やしゅもとさんでしゅ...』

｢...あいつもか...まあいいや。A。今のは消すからね。｣

『えっ...』

｢今度自由にとらせてやるから｣

『ありがとうございます！！！』









(安元さん。俺なんか寒気するんですけど...)
(俺もするんだけどなんでだろうな...)
(冷房も強くかかってない筈なのに...)
(ほんとにな。薄着もしてないし...)

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