検索窓
今日:29 hit、昨日:3 hit、合計:429,445 hit

新たな者への ページ12

誰か、誰でも良いから私を褒めてくれ。

あれから鬼の様な大量の資料を何一つ誤字のなく、簡潔に纏め、其れを経った4時間で太宰さんに提出した私を褒めてくれ(白目)

私、AAは、最年少幹部と云う名の高い人物、太宰さんと《ルパン》と云う名の酒場で飲んでいる。


否、此れは本当に奇跡だと思う。

太宰さんから誘われる等、願ったり叶ったりだ、本当に。


まあ、織田作の為なのだけれど、と少し太宰さんを悪用した様な心情になり、罪悪感が心に残る。



時刻は、深夜十一時。

前世の私ならば、白目を剥きながら、参考書と睨めっこをしていた頃の時刻だ。


嗚呼、太宰と云えば。

私のカウンターの隣に座って、酒杯を指で玩んでいる。

嗚呼、太宰さんを見ると、未成年なんて忘れてしまうぜ。


私は、と云うと。

桃色の鮮やかなカクテルを、只眺めている。

飲みたい、美味そう、でも首領に絶対怒られる、と云う感情で埋め尽くされていた時。



「やァ、織田作」



太宰さんがそう云った。


...と云う事は。

ふと、太宰さんが向いている処へ目を向けると、あの織田作之助が居た。


......始まったのか。

不安、緊張、等の感情が駆け巡る中、織田作が云った。



「...太宰、此奴は?」



此奴、と云うのは私の事だろう。

すると太宰さんは再び口を開いた



「織田作には未だ云っていなかったね

紹介するよ、私の恋仲___」



「AAです

織田作さんとは、今日で初めて御逢いしますね

どうぞ宜しくお願い致します」



太宰さんが、変な誤解を生みだしそうになったので、言葉を遮った。



「AA___?

お前、首領の補佐だったりするか?」



「ええ、こんな私ですが首領の補佐を務めております

織田作さんもご存知なのですね」



私の言葉に織田作は、会社内では殆どに知れ渡っているぞ、と云われ、少しながらも驚異する。

私、有名人やん、と、嬉しく思う。


溶ける、溶かす、淡い色→←ポートマフィア構成員書


文豪達のラッキー愛

乱歩さんのお菓子への愛


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
368人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アルパカはむはむ(プロフ) - れたすさん» すいません、修正します! (2017年3月22日 20時) (レス) id: aa53b83762 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - 苗字と名前がおなじになってますよ! (2017年3月22日 20時) (レス) id: c8875f112f (このIDを非表示/違反報告)
舞花 - オリエンス★さん» 誤字報告有難う御座います!よく間違えてしまうんですよね......(+_+)すいませんでした、修正します! (2017年2月26日 21時) (レス) id: be55d2a0f5 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス★ - あの、姐さんの名前ってこうようですよね?28ページの11行目、ルビがくれはになってますよ? (2017年2月26日 19時) (レス) id: 45aae5d70b (このIDを非表示/違反報告)
舞花 - 続編出来ました!皆様、沢山の評価、お気に入り有難う御座います。今後とも宜しくお願い致します! (2017年2月25日 22時) (レス) id: be55d2a0f5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルパカはむはむ | 作成日時:2017年2月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。