Story39 ページ39
・
「…廉くん」
『…俺ってそんなに頼りない？』
私の行動のせいで、廉くんを負のオーラに包んでしまったことに焦りを感じて、
咄嗟に手を伸ばして、彼の髪型を崩さないように、頭を撫でていた。
『…んぅ…』
不満げな声と一緒に顔をあげる彼。
「怒ってる…んですかね」
『怒ってるに決まってる。なんで相談してくれなかったん』
「それは、迷惑を掛けたくなかったからでして…」
『俺は、迷惑でもなんでも掛けて欲しかった』
「ごめん…」
『それに』
「…それに？」
『Aちゃんのこと守りたかったの！！』
ふんって、すごい勢いで顔を逸らす廉くん。
そんな彼の耳は、真っ赤に染まっていて。
どストレートなその言葉に、こっちまで赤くなりそう。
「あの…ありがとう？」
『結局守れなかったからありがとうじゃないし。
ほんまにそれこそ最悪や！』
そう言って、また机に伏せてしまった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4729人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜星(プロフ) - よーぐるとさん» コメントありがとうございます！キュンキュンして頂けて良かったです(TT)ありがとうございます！ (2019年1月11日 8時) (
レス) id: fc8d2d16d0 (このIDを非表示/違反報告)
よーぐると - とっっても面白かったです！一気に読んじゃいました(笑)廉くんかっこいいですねー！スッゴくキュンキュンしてしまいました(笑) (2019年1月11日 0時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - えりさん» えり様コメントありがとうございます！甘々廉くん気に入って頂けて大満足です…！ありがとうございます！ (2018年12月17日 9時) (レス) id: fc8d2d16d0 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 完結ありがとうございます！もう甘々大好きです(^^)語彙力が無くて、この感動と幸せを言葉に出来ないのが悔しいです…とってもとっても素敵な幸せな気持ちになりました(^^)こんな彼と恋愛したい！(^^) (2018年12月17日 7時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - sz★nonokさん» コメントありがとうございます！キュンキュンしていただけて書いて良かったと思えました！(^^)読んでくださってありがとうございました！ (2018年12月12日 7時) (レス) id: fc8d2d16d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜星
| 作成日時：2018年10月15日 23時
